2025年1月17日の金曜ロードショーで「ハリー・ポッターと謎のプリンス」が放送されます。シリーズ6作目となる本作ですが、「映画『ハリー・ポッター』ってどの順番で観ればいいんだっけ……」「公開順=時系列で合ってる?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
本記事では、「ハリー・ポッター」を動画配信サービスで観る順番についてわかりやすく解説。併せて、全8作品のあらすじや主要キャラクターに加え、どの動画配信サービスで観られるかについてもご紹介します。
映画『ハリー・ポッター』を観る順番を解説! 作品ごとのあらすじや主要キャラも紹介
最終更新日:2025年01月12日
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映画「ハリー・ポッター」を観る順番は公開順がおすすめ【公開順=時系列順】
映画「ハリー・ポッター」を観る順番は公開順=時系列順となります。全8作の順番は次の通りです。
公開順 | 作品タイトル(日本公開年) |
---|---|
1 | ハリー・ポッターと賢者の石(2001年公開) |
2 | ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年公開) |
3 | ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年公開) |
4 | ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年公開) |
5 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年公開) |
6 | ハリー・ポッターと謎のプリンス(2009年公開) |
7 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年公開) |
8 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年公開) |
第1作目で10歳のハリー・ポッターは自分が魔法使いだと知り、ホグワーツ魔法魔術学校に入学しますが、ホグワーツは11~17歳までの7年制。基本的には1作ずつ進級して物語も進んでいきます。そのため、公開順に観ることでストーリーもすんなりと入ってくるでしょう。
次項からは、各作品をあらすじとともに順番にご紹介します。
1.「ハリー・ポッターと賢者の石」(2001年)
「ハリー・ポッターと賢者の石」は、記念すべき第1作。両親を亡くし、母方の叔母であるダーズリー家に引き取られていたハリー・ポッターは、毎日虐待のような扱いを受け生活していた。
そんなハリーのもとにホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届く。叔母一家の妨害を受けながらも、ルビウス・ハグリッドの助けを得てハリーは無事にホグワーツへ入学する。
ロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーと親しくなり、順調に学校生活を楽しんでいたハリー。しかし、ある事件に巻き込まれてしまう……。
2.「ハリー・ポッターと秘密の部屋」(2002年)
「ハリー・ポッターと秘密の部屋」では、夏休みを迎え、ダーズリー家に帰省していたハリー・ポッター。そこに屋敷しもべ妖精ドビーが現れ、ハリーは「ホグワーツ魔法魔術学校に戻ってはならない」と警告を受ける。
それを拒否したハリーはさまざまなトラブルに見舞われるが、ロン・ウィーズリーとその兄フレッドとジョージに助けられ無事にホグワーツへ到着。しかし、ホグワーツでは不気味な事件が次々と起こり、閉校寸前まで追い込まれる事態に発展する。
そして、ホグワーツのある秘密が明らかになる……。
3.「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」(2004年)
「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」では、凶悪な殺人犯シリウス・ブラックが、魔法界の刑務所であるアズカバンから脱獄。ハリー・ポッターは、シリウスが自分の命を狙っていることを知る。
不安な状況の中、ついにホグワーツ魔法魔術学校でも次々と事件が発生。少しずつ近づく脅威から身を守るために、ハリーは「闇の魔術に対する防衛術」教授リーマス・ルーピンから新たな魔法を教わることに。
新たな魔法の習得に励んでいたハリーだったが、驚愕の事実が発覚する……。
4.「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005年)
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」では、ホグワーツ魔法魔術学校において約100年ぶりに「三大魔法学校対抗試合」が行われることに。
立候補者は炎のゴブレットに自身の名前を書いた紙を提出するが、参加資格がなく出場できないはずのハリー・ポッターが候補者の1人として選ばれてしまう。一体、誰がハリーの名前を書いた紙をゴブレットに入れたのか。
順調に三大魔法学校対抗試合が最終課題まで進む中、魔法界を揺るがす大事件が発生する……。
5.「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(2007年)
「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」では、闇の帝王ヴォルデモート卿の復活したものの、かたくなに信じようとしない魔法界の人々。水面下では、不死鳥の騎士団がヴォルデモートとの対決に備えて着々と準備を進めていた。
そして、ついに魔法省の神秘部でヴォルデモートの軍勢と不死鳥の騎士団が激しくぶつかり合う……。
6.「ハリー・ポッターと謎のプリンス」(2009年)
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」では、闇の勢力が支配力を強める中、アルバス・ダンブルドアはヴォルデモート卿を倒す手段を探っていた。そんな中、ハリーは「半純血のプリンス」が書いた書物を発見する。
「半純血のプリンス」が書いた書物のおかげで、授業においてトップの成績を叩き出したハリー。謎の書物の著者である「半純血のプリンス」とは、一体何者なのか。
そして、ハリーはダンブルドアの「個人授業」を受けながら、ヴォルデモートの生い立ちや過去を探っていく。そこで、ハリーはヴォルデモートを倒す鍵を握る「分霊箱」の存在を知ることになる。
7.「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」(2010年)
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1」では、ハリー・ポッターはロン・ウィーズリー、ハーマイオニー・グレンジャーとともにヴォルデモート卿の分霊箱を破壊する旅に出る。
魔法省やホグワーツ魔法魔術学校がヴォルデモート卿の勢力に占拠される中、最終決戦に向けて物語は動き出す……。
8.「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」(2011年)
「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」では、次々と分霊箱の破壊に成功していたハリー・ポッターたち。一方、ヴォルデモート卿と死喰い人(デス・イーター)たちは、ついにホグワーツ魔法魔術学校に攻め込んでいた。
最終決戦で多くの命が奪われる中、ハリーに衝撃の事実が発覚する。決死の戦いの行方は……!?
「ハリー・ポッター」が観られる動画配信サービスをチェック!
"ハリポタ”の視聴順とあらすじが把握できたところで、どこの動画配信サービスで観られるのか気になっている方もいるはずです。
全8作に加え、20周年を記念した特別番組「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」を見放題で観られるVODサービスと、追加でレンタル料などが発生するVODサービスに分けてご紹介します。
各動画配信サービスで「ハリーポッター」シリーズを見放題視聴する場合は、配信終了日・開始日にご注意ください。
【見放題】U-NEXT、Hulu、TSUTAYA DISCUS
2024年11月現在、見放題でハリー・ポッター全8作と「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」がすべて見放題で観られる動画配信サービスは、U-NEXT、Hulu、TSUTAYA DISCUSです。
各VODサービスの利用料などの詳細はこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてください。
ハリー・ポッターはU-NEXTの「Max」ブランドのひとつ
U-NEXTでは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)が65の国と地域で展開する動画配信サービス「Max」を日本で独占配信中です。ハリー・ポッターはMaxブランドのひとつであり、4K/HDRの高画質でハリポタシリーズを楽しめます。U-NEXT月額プラン会員であればMaxに追加料金はないので、U-NEXTでの視聴も検討してみてはいかがでしょうか?
U-NEXTのMaxの詳細はこちらの記事で解説しているので、気になる方はご参照を。
【レンタルあり】Amazonプライム・ビデオ、Lemino
レンタル料などの追加料金がかかるものの、ハリポタを楽しめる動画配信サービスはAmazonプライム・ビデオとLeminoプレミアムです。
Amazonプライム・ビデオでは、シリーズ全8作を見放題可能。ただし、「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」はレンタル料(407円)もしくは購入料(1,528円)が発生します。
Leminoプレミアムの場合はシリーズ全8作と「ハリー・ポッター20周年記念:リターン・トゥ・ホグワーツ」のすべてが見放題にはならず、それぞれ追加料金(1作品につきレンタル料418円/購入料1,650円)がかかります。
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「ハリーポッター」シリーズ続編『呪いの子』は映画化される?
長年支持され続けている「ハリーポッター」シリーズは、『死の秘宝』PART1・PART2でいったんの区切りを見せました。
しかしそのあと、2017年、「ハリーポッター」シリーズの続編にあたる『ハリー・ポッターと呪いの子』が出版。好評を博すとともに、この作品もまた映画化が熱望されています。
「映像化間近か?」などと憶測が飛び交っている現状ですが、映画をはじめとしたメディア化はされるのでしょうか。
ファンからの期待はあるものの映画化は未定
残念ながら、現在『ハリー・ポッターと呪いの子』の映画化はされていません。公式からも映画化についての正式な発表はなく、現時点(2023年12月)では制作・公開される予定がない状況です。
ただし、長期間にわたり人気のシリーズ作品のため今後映画作品として公開される可能性はゼロではないので、正式に発表されるまでは気長に待ちましょう。
日本含む世界中で舞台化・上演中
残念ながら映画化はされていない『ハリー・ポッターと呪いの子』ですが、日本をはじめとした世界中で舞台作品として上演中です。
「ハリー・ポッター」シリーズより19年の時を経て奮闘する主人公・ハリーたちの姿が舞台上で楽しめます。
主人公のハリー・ポッターを演じるのは藤原竜也さん・石丸幹二さん・藤木直人さん・大貫勇輔さんの4名。ほかにも中別府葵さんや石垣佑磨さん、内田朝陽さんなどの豪華キャストや今後注目の若手俳優たちが揃っていて見逃せません。
映画化が待ちきれないのなら、こちらをチェックするのもおすすめです。最新の情報は公式サイトからチェックしてください。
原作小説なら「Kindle Unlimited」で読み放題!
映画だけではなく原作も楽しみたい場合は、小説版「ハリーポッター」シリーズがおすすめ!
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映画化されている作品はすべて日本語版も配信されているので、活字を読むのに抵抗がなければ電子書籍で読むのが断然おすすめです!
【ネタバレなし】「ファンタスティック・ビースト」シリーズ全作品のあらすじ
ここからは「ファンタスティック・ビースト」シリーズ全作品のあらすじをネタバレなしでご紹介します。
すでに成熟した大人であるニュート・スキャマンダーが主人公を務める本シリーズは、学生であるハリー・ポッターが主役の「ハリー・ポッター」シリーズとはまた違った魅力が感じられるでしょう。
なお、「ファンタスティック・ビースト」シリーズをすべて観るのにかかる時間は7時間です。場合によっては1日ですべて視聴するのも不可能ではない長さで、「ハリー・ポッター」シリーズより短時間で観られます。
1.『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年公開)
あらすじ
舞台は1926年のアメリカ・ニューヨーク。イギリス出身の魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、アメリカ・アリゾナ州に向かう途中でニューヨークに立ち寄っていた。
魔法で拡張されたニュートのトランクにはたくさんの魔法動物たちが入っていたが、トラブルが発生してそのうちの1匹がニューヨークの街中に逃げ出してしまう。
すぐに捕まえようとするニュートだったが、ノー・マジ(魔法を持たない人間・イギリス英語でマグル)のジェイコブ・コワルスキーとトランクが入れ替わってしまい、さらに多くの魔法動物たちが逃げ出す事態に。
そして同じ頃、闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドが暗躍を始める……。
この作品の魅力・見どころ
「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第1作目である『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』。『ハリー・ポッターと賢者の石』から70年前の1926年が本作の舞台です。
本作では、さまざまな魔法動物たちが登場することが魅力。ニュートの魔法のトランクには、どのような魔法動物たちが入っているのか注目です。
そして、暗躍を始めた闇の魔法使いグリンデルバルド。はたして、彼の目的とは……。第1作目から怒涛の展開を迎える「ファンタスティック・ビースト」シリーズからは目が離せません。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』概要
日本公開日 | 2016年11月23日 |
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上演時間 | 133分 |
監督 | デヴィット・イェーツ |
脚本 | J・K・ローリング |
出演者 | エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン ダン・フォグラーほか |
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』概要
日本公開日 | 2016年11月23日 | 上演時間 | 133分 |
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監督 | デヴィッド・イェーツ | 脚本 | J・K・ローリング |
出演者 | エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラーほか |
2.『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年公開)
あらすじ
闇祓いによって捕らえられたゲラート・グリンデルバルドは、移送中の隙を狙って脱獄に成功。同じ頃、ニュート・スキャマンダーはイギリスに戻っていた。
イギリス・ロンドンで恩師アルバス・ダンブルドアと再会し、グリンデルバルドを追跡することになったニュート。そんな彼の前に、再びジェイコブ・コワルスキーと魔女のクイニー・ゴールドスタインが現れ……。
この作品の魅力・見どころ
「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第2作目である『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』。本作では、ついに闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドが本格的に活動を開始します。
「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート卿が現れるまで、史上最強の闇の魔法使いとして恐れられていたグリンデルバルド。はたして、ニュートたちはグリンデルバルドを捕らえることができるのでしょうか。
そして、本作では若かりし頃のアルバス・ダンブルドアが登場。ニュートとダンブルドアの関係にも注目です。
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』概要
日本公開日 | 2018年11月23日 |
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上演時間 | 145分 |
監督 | デヴィット・イェーツ |
脚本 | J・K・ローリング |
出演者 | エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン ダン・フォグラーほか |
『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』概要
日本公開日 | 2018年11月23日 | 上演時間 | 145分 |
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監督 | デヴィッド・イェーツ | 脚本 | J・K・ローリング |
出演者 | エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラーほか |
3.『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022年公開)
あらすじ
闇の魔法使いゲラート・グリンデルバルドによって、闇が広がっている魔法界。
グリンデルバルドを阻止するために、ニュート・スキャマンダーとアルバス・ダンブルドアたちはチームを結成して動き出す。
この作品の魅力・見どころ
「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第3作目である『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。前作から数年後の世界が描かれます。
タイトルの通り、本作ではダンブルドアの秘密が明らかになります。自ら戦いには参加せず、常に傍観者の立場を貫くダンブルドア。はたして、彼に隠された秘密とは……。
第3作目にして「ファンタスティック・ビースト」シリーズがどのような展開を迎えるのか、ぜひその目で見届けてください。
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』概要
日本公開日 | 2022年4月8日 |
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上演時間 | 142分 |
監督 | デヴィット・イェーツ |
脚本 | J・K・ローリング |
出演者 | エディ・レッドメイン キャサリン・ウォーターストン ダン・フォグラーほか |
『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』概要
日本公開日 | 2022年4月8日 | 上演時間 | 142分 |
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監督 | デヴィッド・イェーツ | 脚本 | J・K・ローリング |
出演者 | エディ・レッドメイン、キャサリン・ウォーターストン、ダン・フォグラーほか |
ハリポタシリーズの主要キャラクターとキャスト
ここからは、映画「ハリー・ポッター」シリーズの主要キャラクターをご紹介します。作品を観る前に登場人物たちの特徴を知っておくことで、より"ハリポタワールド”に入り込めるでしょう。
ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)
本シリーズの主人公であるハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)。赤ん坊の頃に両親が闇の魔法使いヴォルデモート卿に殺害され、自身も命を狙われます。しかし、ヴォルデモートが放った死の呪文をはね返して唯一の生き残りに。
このことからハリーは、魔法界で「生き残った男の子」「選ばれし者」と呼ばれます。額には、ヴォルデモートから受けた死の呪文によってできた稲妻型の傷があることが特徴です。
11歳の頃にホグワーツ魔法魔術学校に入学し、グリフィンドール寮で一人前の魔法使いになるために魔法を学びます。シリーズを通して描かれるハリーの成長は必見です。
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)
ハーマイオニー・グレンジャー(エマ・ワトソン)は、ハリー・ポッターと同学年でありマグル(人間)の両親のもとに生まれた魔女。そして、ハリー、ロン・ウィーズリーと同じグリフィンドール寮生です。
頭脳明晰で、ホグワーツ魔法魔術学校では常に優秀な成績を収めているハーマイオニー。その優秀さを活かして、さまざまな場面でトラブルを解決に導いています。
はじめはハリー、ロンと気が合いませんでしたが、少しずつ打ち解けて3人は強い絆を結びます。常にトラブルを解決に導くハーマイオニーの活躍からは目が離せません。
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)
ロン・ウィーズリー(ルパート・グリント)は、純血の魔法使いの家系ウィーズリー家の六男。同学年のハリー・ポッター、ハーマイオニー・グレンジャーと同じくグリフィンドール寮生であり、ハリーの親友です。
常に明るく、ムードメーカー的存在のロン。しかし、優秀な兄たちにいつも引け目を感じる部分も。本シリーズでは、そんなロンの成長も必見です。臆病な部分もありますが、さまざまな場面において勇敢でたくましい姿を見せてくれます。
ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)
ドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)はスリザリンの寮生であり、ハリー・ポッターと同学年のライバル。一族は代々スリザリンに属している純血の魔法使いで、嫌味っぽい傲慢な性格。取り巻きである手下に同じスリザリン生のクラッブとゴイルがいます。
アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス→マイケル・ガンボン)
アルバス・ダンブルドア(リチャード・ハリス→マイケル・ガンボン)は、ホグワーツ魔法魔術学校の校長。そして、20世紀でもっとも偉大な魔法使いとしてさまざまな功績を残してきました。
闇の魔法使いヴォルデモート卿が唯一恐れる人物であり、ダンブルドアの存在がホグワーツを敵の急襲から守っていると言っても過言ではありません。
ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)
ミネルバ・マクゴナガル(マギー・スミス)は、ホグワーツ魔法魔術学校の副校長。「変身術」の教授であり、ハリーやロン、ハーマイオニーが属すグリフィンドールの寮監も務めています。半純血の魔女。
ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)
ルビウス・ハグリッド(ロビー・コルトレーン)は半巨人の魔法使いで、ホグワーツの森番。ある事件からホグワーツを退学になった過去がありますが、ダンブルドアの配慮によってホグワーツにとどまることができました。
ときには懲罰対象となる行動を見逃してあげるなど、常にハリーたちの強い味方。魔法動物をこよなく愛しています。
セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)
セブルス・スネイプ(アラン・リックマン)は、ホグワーツ魔法魔術学校の教科である「魔法薬学」「闇の魔術に対する防衛術」教授。スリザリンの寮監も務めています。
闇の魔術に対して深い知識を持つスネイプ。ホグワーツに学生として在籍していた頃から、多くの闇の魔術を知っていました。
そして、ハリー・ポッターの父親であるジェームズ・ポッターとは学生の頃から犬猿の仲。そのため、ハリーに対しても嫌悪感を抱いており冷酷な態度で接しています。
ルビウス・ハグリッド
ルビウス・ハグリッドは、ホグワーツ魔法魔術学校の森番。魔法動物をこよなく愛しており、非常に優しい心を持つ半巨人です。
ハグリッドは、ハリー・ポッターが初めて接した魔法使い。ハリーはハグリッドの助けを得て、ホグワーツに入学できました。シリーズを通して、常にハリーを気遣い手助けしてくれる人物です。
そして、ハグリッドは不死鳥の騎士団創立メンバーの一人。不死鳥の騎士団再結成時もメンバーとして参加し、ヴォルデモート卿を打ち倒すため戦いに参加します。
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)
ヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)は、史上最強の闇の魔法使い。過去の名前はトム・リドルといい、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒でした。
かつて、闇の魔法使いや闇の魔法動物たちを従えて、魔法界を恐怖に陥れました。名前を口に出すことすら恐れられ「名前を言ってはいけないあの人」「例のあの人」「闇の帝王」と呼ばれています。
赤ん坊のハリー・ポッターに放った死の呪文が跳ね返り肉体を失いますが、執念でハリーの命を狙っていきます。
分霊箱を複数作った影響で、外見はまるで蛇のような姿に変貌していることが特徴です。
ダーズリー一家
ダーズリー一家は、両親をヴォルデモート卿に殺害され孤児となったハリー・ポッターが身を寄せた親戚一家。ペチュニア・ダーズリー(フィオナ・ショウ)はハリーの母・リリーの実の姉であり、魔法や魔法使いのことをよく思っていません。いとこのダドリー(ハリー・メリング)や叔父のバーノン(リチャード・グリフィス)も含めて、一家でハリーに辛く当たっています。
「ハリー・ポッター」の新ドラマシリーズが2026年からMaxで配信予定
映画「ハリー・ポッター」シリーズは、全8作を公開順に楽しむといいことがおわかりいただけたかと思います。
ここで朗報ですが、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーは、キャストを新たに「ハリー・ポッター」シリーズのドラマ版を制作することを発表しています。
J・K・ローリングの原作に忠実に、「10年にわたって続くシリーズ」として2026年からの「Max」での配信を目指し、少なくとも7シーズンが作られる予定だそうです。「Max」は、前述のとおり日本ではU-NEXTで視聴できます(Maxの詳細はこちらで解説しています)。
ファンもそうでない方も、刷新されたキャストによる新しいハリー・ポッターシリーズにも期待しておきましょう!
【初心者必見】映画「ハリー・ポッター」シリーズの用語解説
ここからは、映画「ハリー・ポッター」シリーズを初めて観る方に向けて、頻出するいくつかの用語を解説します。用語の予習しておくと、作品のあらすじも理解しやすくなるはずです。
ホグワーツ魔法魔術学校
ホグワーツ魔法魔術学校は、スコットランドのどこかに存在する7年制の魔法学校。「ゴドリック・グリフィンドール」「サラザール・スリザリン」「ロウェナ・レイブンクロー」「ヘルガ・ハッフルパフ」の4人によって創設されました。
「全寮制であり、創立者の名前に由来した4つの寮が存在します。」
・グリフィンドール
・スリザリン
・レイブンクロー
・ハッフルパフ
ホグワーツは魔法で隠されており、正確な位置を突き止めることはできません。もしマグル(魔法を持たない人間)に見つかったとしても、マグルからはただの廃城にしか見えないようになっています。
ホグワーツに入学した子どもたちは、魔法の使い方や制御する方法、そして魔法界のことを7年かけて学んでいきます。
杖
杖は、映画「ハリー・ポッター」シリーズに登場する魔法道具のひとつ。魔女や魔法使いは、杖を使うことで魔法を使用できます。
杖はさまざまな木から作られ、杖の芯には魔法動物たちの毛や羽が使われています。同じ木や同じ魔法動物の芯を用いて杖を作ることはありますが、世界にはまったく同じ杖は存在しないことが大きな特徴です。
魔法界では「魔法使いが杖を選ぶのではなく、杖が魔法使いを選ぶ」といわれています。
組み分け帽子
組み分け帽子とは、ホグワーツ魔法魔術学校に入学した生徒たちを4つの各寮に組み分けする魔法道具のひとつ。もともとは、ホグワーツの創設者の一人ゴドリック・グリフィンドールの所有物でした。
組み分け帽子は魔法で各生徒に最適な寮を選んでくれます。
魔法省
魔法省は、世界各地の国と地域に存在する魔法界の政府機関のことです。映画「ハリー・ポッター」シリーズでは、イギリス・ロンドン中心地に存在する「イギリス魔法省」が登場。イギリス魔法省は、以下の7つの部署で構成されています。
・魔法法執行部
・魔法事故惨事部
・魔法生物規制管理部
・国際魔法協力部
・魔法運輸部
・魔法ゲーム・スポーツ部
・神秘部
司法・外交などの仕事のほかに、魔女・魔法使いと魔法動物をマグルから守ること、そして闇の魔術から魔法界の秩序と安全を守るための活動をおこなっています。
不死鳥の騎士団
不死鳥の騎士団とは、ヴォルデモート卿と死喰い人(デス・イーター)に対抗するためアルバス・ダンブルドアが創設した秘密組織。おもなメンバーは以下のとおりです。
・アルバス・ダンブルドア
・ミネルバ・マクゴナガル
・セブルス・スネイプ
・ルビウス・ハグリッド
・シリウス・ブラック
・リーマス・ジョン・ルーピン
・アラスター・ムーディ
長らく活動を休止していましたが、ヴォルデモートが復活を遂げたことにより活動を再開。その際に、ハリー・ポッターも不死鳥の騎士団に協力することになります。
優秀な魔法使いが多く在籍し、魔法界の秩序を守るためにヴォルデモート陣営に対抗します。
死の秘宝
死の秘宝とは「死」によって作り出された伝説の秘宝のこと。死の秘宝は以下の3つが存在します。
・最強の杖である「ニワトコの杖」
・死者の魂を呼び出せる「蘇りの石」
・身にまとうと完全に透明になれる「透明マント」
映画「ハリー・ポッター」シリーズでは、この3つの秘宝が登場。3つすべてを手に入れると死を制すると言われており、物語の鍵を握る重要アイテムです。
分霊箱
分霊箱(別名:ホークラックス)とは、闇の魔法使いや魔女がみずからの魂を引き裂き、その魂を封印した強力なアイテムのこと。本シリーズでは、ヴォルデモート卿が作り出した分霊箱が登場します。
分霊箱を作った闇の魔法使いは、分霊箱が破壊されない限り不死の存在になることが大きな特徴。分霊箱は、ヴォルデモートを倒す鍵を握る重要アイテムです。
映画「ハリー・ポッター」シリーズは公開順に観て楽しもう!
映画「ハリー・ポッター」シリーズは、ハリー・ポッターたちがたくましく成長する姿を描いた物語。ストーリーは公開された順番で進んでいくため、初めて観る方は公開順での鑑賞がおすすめです。
「シリーズの途中から観始めた」という方も第1作目から公開順に観ることで、より深くストーリー展開が理解できるでしょう。登場人物たちの関係もより明確に理解できます。
映画「ハリー・ポッター」シリーズはさまざまなVODサービスで配信されています。自分に合ったVODサービスに登録して、本シリーズの世界観を楽しみましょう!