SF映画「スター・ウォーズ」シリーズ。1977年に最初の映画作品が公開されて以来、40年以上にもわたって世界の人々の心を掴み続けている大ヒットシリーズです。
そんな「スター・ウォーズ」は、関連作品数が多いことでも有名。映画作品は物語の時系列がバラバラに公開されていることもあり「何から見ればいいのか分からない」というビギナーさんも多いでしょう。
本記事では、初心者から上級者まで楽しめる「スター・ウォーズ」シリーズの観る順番のおすすめを提案。世界観の予習・復習に役立つ、各作品の大まかなあらすじと見どころもまとめました。
「スター・ウォーズ」シリーズを観る順番おすすめ! 時系列&公開順の作品一覧
最終更新日:2023年12月15日
【更新情報】
・2023年12月15日:最新作「スター・ウォーズ:アソーカ」の情報を追加しました
・2023年12月15日:各動画配信サービスの「スター・ウォーズ」シリーズ配信状況を追加しました
・2023年12月12日:「スター・ウォーズ」が観られるおすすめの動画配信サービスを追加しました
「スター・ウォーズ」シリーズとは
1977年の「スター・ウォーズ エピソード4」を皮切りに、スカイウォーカー家をめぐる9作の映画が公開されている「スター・ウォーズ」シリーズ。
さらに、外伝映画やドラマ、アニメ作品、コミック、ゲームなど、非常に多くの関連作品がリリースされています。
2023年にもスピンオフドラマ「スター・ウォーズ:アソーカ」が配信開始しており、まだまだ続く「スター・ウォーズ」の壮大な歴史……今からファンになっても、全く遅くありません!**
「スター・ウォーズ」シリーズ作品一覧
シリーズ | 作品名 |
---|---|
旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 |
新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 |
続三部作(映画) | スター・ウォーズ/フォースの覚醒 スター・ウォーズ/最後のジェダイ スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け |
スピンオフ(映画) | ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー |
スピンオフ(ドラマ) | ボバ・フェット/The Book of Boba Fett マンダロリアン スター・ウォーズ:アソーカ |
スピンオフ(アニメ) | スター・ウォーズ:ビジョンズ スター・ウォーズ:バッド・バッチ スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ スター・ウォーズ 反乱者たち スター・ウォーズ レジスタンス LEGO スター・ウォーズ/フリーメーカーの冒険 スター・ウォーズ ギャラクシー・オブ・アドベンチャー スター・ウォーズ ロール・アウト スター・ウォーズ/フォース・オブ・デスティニー |
「スター・ウォーズ」シリーズを観るのにおすすめの順番
公開順に見る:まずはこれがおすすめ!
まずは映画9作品を公開順で視聴するのがおすすめ。ルークとアナキン、そしてレイをめぐる物語を、歴戦のファンが味わったものと同じ驚きをもって楽しめます。
また、「4までは覚えてる」といった方も後から入りやすいです。
1977年に公開された「エピソード4」を起点として、徐々に映像技術が進化していく様子を楽しめるのも公開順ならでは。40年を超える「スター・ウォーズ」の歴史を、よりリアルに体感することができますよ。
また、スピンオフ作品は特定のキャラクターの人となりを深掘りするものなので、先に映画9作品を網羅してから観たほうが、理解しやすいです。
公開順 | 公開年 | シリーズ | 作品名 |
---|---|---|---|
1 | 1977年 | 旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 |
2 | 1980年 | 旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 |
3 | 1983年 | 旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 |
4 | 1999年 | 新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス |
5 | 2002年 | 新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 |
6 | 2005年 | 新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 |
7 | 2015年 | 続三部作(映画) | スター・ウォーズ/フォースの覚醒 |
8 | 2017年 | 続三部作(映画) | スター・ウォーズ/最後のジェダイ |
9 | 2019年 | 続三部作(映画) | スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け |
10 | 2016年 | スピンオフ(映画) | ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー |
11 | 2018年 | スピンオフ(映画) | ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー |
12 | 2019年 | スピンオフ(ドラマ) | マンダロリアン |
13 | 2021年 | スピンオフ(ドラマ) | ボバ・フェット/The Book of Boba Fett |
14 | 2023年 | スピンオフ(ドラマ) | スター・ウォーズ:アソーカ |
なぜエピソード4が最初?
以下のような理由があると言われています。
・エピソード1から作ると制作費や予算的に作れなそう
・エピソード4が冒険もの・かつ勧善懲悪的展開でわかりやすく、ウケがよさそう
・そもそもエピソードの順番はシリーズ化してから付けられた
もともとジョージ・ルーカス監督の頭には9作ものシリーズの構想はあったものの、ヒットするかわからない中で、最善策としてエピソード4が選択されたというのが通説となっています。
「スター・ウォーズ」初心者はアニメ・ドラマから見るのもおすすめ
①スター・ウォーズ ギャラクシー・オブ・アドベンチャー
②スター・ウォーズ 反乱者たち
③マンダロリアン
「スター・ウォーズ」を初めて見る、という方におすすめなのが、ドラマ作品やアニメ作品で世界観を掴む方法です。
最初に「ギャラクシー・オブ・アドベンチャー」で「スター・ウォーズ」ならではの用語や、重要な登場人物について予習。次に「マンダロリアン」や「反乱者たち」で、楽しみながら「スター・ウォーズ」の世界観に触れてみましょう。
「ギャラクシー・オブ・アドベンチャー」は各話2分以内「マンダロリアン」「反乱者たち」は各話30分前後と、短い時間で視聴できるのもポイント。通勤時間やバスタイムなどを利用して、気軽に楽しむことができます。
時系列順に見る:「スター・ウォーズ」の世界をじっくり深掘りするならコチラ
すでに主要な映画は一通り観た、というあなたには、物語を時系列順に追う視聴方法がおすすめ。複雑な物語を整理することで「スター・ウォーズ」の世界をさらに深く理解することができますよ。
時間的な余裕があれば、外伝映画やドラマなどの作品もぜひ時系列に組み込んでみてください。こっそり仕込まれた伏線や小ネタも、物語の順を追うことでより分かりやすくなるでしょう。
順番 | シリーズ | 作品名 |
---|---|---|
1 | 新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス |
2 | 新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 |
3 | スピンオフ(アニメ) | スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ |
4 | 新三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 |
5 | スピンオフ(アニメ) | スター・ウォーズ:バッド・バッチ |
6 | スピンオフ(映画) | ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー |
7 | スピンオフ(アニメ) | スター・ウォーズ 反乱者たち |
8 | スピンオフ(映画) | ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー |
9 | 旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 |
10 | 旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲 |
11 | 旧三部作(映画) | スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還 |
12 | スピンオフ(ドラマ) | マンダロリアン |
13 | スピンオフ(ドラマ) | スター・ウォーズ:アソーカ |
14 | スピンオフ(ドラマ) | ボバ・フェット/The Book of Boba Fett |
15 | スピンオフ(アニメ) | スター・ウォーズ レジスタンス |
16 | 続三部作(映画) | スター・ウォーズ/フォースの覚醒 |
17 | 続三部作(映画) | スター・ウォーズ/最後のジェダイ |
18 | 続三部作(映画) | スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け |
「スター・ウォーズ」シリーズを視聴できる動画配信サービス
2023年12月現在、主要な動画配信サービスの「スター・ウォーズ」シリーズ配信状況は以下のとおりです。
スピンオフ作品を含めて、すべて見放題なのは「ディズニープラス」のみです。
「Amazonプライム・ビデオ」「TELASA」「Lemino」は追加課金によるレンタルや購入は可能ですが、スピンオフ作品の視聴はできません。
作品タイトル | シリーズ | ディズニープラス | Amazonプライムビデオ | TELASA | Lemino | U-NEXT | Hulu | Netflix |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スター・ウォーズ エピソード4 /新たなる希望 |
旧三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ エピソード5 /帝国の逆襲 |
旧三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ エピソード6 /ジェダイの帰還 |
旧三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ エピソード1 /ファントム・メナス |
新三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ エピソード2 /クローンの攻撃 |
新三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ エピソード3 /シスの復讐 |
新三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ /フォースの覚醒 |
続三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ /最後のジェダイ |
続三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ /スカイウォーカーの夜明け |
続三部作 | ◯ | △ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ |
ローグ・ワン /スター・ウォーズ・ストーリー |
スピンオフ | ◯ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
ハン・ソロ /スター・ウォーズ・ストーリー |
スピンオフ | ◯ | △ | △ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
ボバ・フェット /The Book of Boba Fett |
スピンオフ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
マンダロリアン | スピンオフ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
スター・ウォーズ:アソーカ | スピンオフ | ◯ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ | ✕ |
「スター・ウォーズ」シリーズを観るなら「ディズニープラス」一択!
「ディズニープラス」は、「スター・ウォーズ」シリーズ作品がすべて見放題である、唯一の動画配信サービスです。
これはディズニーが「スター・ウォーズ」を展開するルーカスフイルムを買収した影響と思われます。
2023年現在もスピンオフドラマの「アソーカ」を独占公開しているなど、「スター・ウォーズ」作品を網羅するなら「ディズニープラス」一択といった状況です。
「ディズニープラス」は月額990円から利用できるディズニー公式の動画配信サービスで、ディズニーやピクサー作品はもちろん、「アベンジャーズ」でおなじみのマーベル作品なども見放題です。
このあたりの作品が好きな方には、「ディズニープラス」は特におすすめです。
作品数 | 16,000以上 |
---|---|
月額料金(税込) | スタンダードプラン:990円(※1) プレミアムプラン:1,320円(※2) Hulu | ディズニープラス・スタンダードセットプラン:1,490円 Hulu | ディズニープラス・プレミアムセットプラン:1,740円 |
無料お試し期間 | なし |
ダウンロード機能 | 〇 |
有料レンタル(PPV) | なし |
同時視聴 |
2台(スタンダードプラン) 4台(プレミアムプラン) |
支払方法 | クレジットカード 携帯キャリア決済(ドコモ払い) App Store決済 Google Play決済 PayPal Amazonアプリ内決済 口座振替 |
運営会社 | ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 |
こんな人におすすめ | ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベル、ナショナル ジオグラフィック、スターいずれかが大好きな人 |
スター・ウォーズ各作品のあらすじと見どころ
ここからは「スター・ウォーズ」シリーズ各作品のあらすじと見どころをご紹介。
公開順に、「旧三部作」「新三部作」「続三部作」でわけて解説しています。
「どういう話だったっけ?」といったときにご確認ください。
オリジナル・トリロジー(旧三部作)
1977~1983年に公開された3つの映画を、旧三部作/オリジナル・トリロジーと呼びます。ルーク・スカイウォーカーを中心に描かれるシリーズで「スター・ウォーズ」シリーズ全体の中心となる作品群です。
スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望(1977)
あらすじ
邪悪な銀河帝国に支配された銀河系。惑星タトゥイーンで農場手伝いとして暮らす青年ルーク・スカイウォーカーは、身を潜めていたジェダイの騎士・オビ=ワン・ケノービに出会う。
帝国に農場を焼き払われたルークは、オビ=ワンとともに帝国に抗う反乱軍として戦うことを決意する。密輸商人ハン・ソロとチューバッカを仲間に加えた彼らは、捕らわれた反乱軍の指導者・レイア姫を救出するため旅立った。
シリーズで最初に制作された記念すべき作品。1977年の公開当初は「スター・ウォーズ」というタイトルでしたが、シリーズ化が確立した後に「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」へと名称が変更されました。
時系列順では4番目にあたる本作では、ルーク・スカイウォーカーとオビ=ワン・ケノービとの出会いや、ルークが反乱軍に加わり、ジェダイへと導かれていく経緯が描かれています。
スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲(1980)
あらすじ
帝国軍の攻撃に追い詰められる反乱軍。ルーク・スカイウォーカーは、オビ=ワンの言葉に従い惑星ダゴバへと向かう。そこには偉大なるジェダイ・マスターの老人、ヨーダがいた。
同じころ、雲の惑星ベスピンに流れ着いたハン・ソロとレイア姫。彼らのもとに、ダース・ベイダーの不気味な手が迫り……?
ハリソン・フォード演じるハン・ソロが、目覚ましい活躍を見せる「エピソード5」。彼の活躍の裏には、ルークを演じるマーク・ハミルの不慮の負傷による脚本の変更があったともいわれています。
大人気キャラクターであるマスター・ヨーダとの出会いや、反乱軍の仲間たちの人間ドラマが描かれる本作。迫力あるアクションシーンや、衝撃的でありながら完成度の高いシナリオから、シリーズ最高傑作と名高い作品です。
スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還(1983)
あらすじ
雲の惑星ベスピンでの戦いから1年後。帝国軍は、恐ろしい兵器「第2デス・スター」の建造を進めていた。
一方、ルーク・スカイウォーカーはジェダイの騎士として立派な成長を遂げていた。捕らわれたハン・ソロを救うため、ルークはレイア姫やチューバッカたちと共に「犯罪王」ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入する。
旧三部作の完結編。帝国軍と反乱軍の、そしてルーク・スカイウォーカーとダース・ベイダーの、最後の対決が描かれます。前作「エピソード5」に続き、登場人物同士の意外な関係性が明らかになる場面も。
迫力のアクションシーンや、人と人との愛や情を描く壮大な物語を楽しめる本作。物語の区切りに相応しい、エンターテインメント感たっぷりの作品です。
プリクエル・トリロジー(新三部作)
1999~2005年に公開された映画三作を、新三部作/プリクエル・トリロジーと呼びます。時系列では旧三部作の前日譚にあたり、ルークではなくアナキン・スカイウォーカーを主人公としたストーリーが展開されていきます。
スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999)
あらすじ
帝国による支配が起こるより前、銀河共和国が機能していた時代。ジェダイマスターのクワイ=ガン・ジンとその弟子オビ=ワン・ケノービは、通商紛争の犠牲となりかけていた惑星ナブーの王女、パドメを救出する。
その後、クワイ=ガンらは砂の惑星タトゥイーンに不時着。フォースの力を秘めた奴隷の少年、アナキン・スカイウォーカーに出会う。
9歳の少年・アナキンと、ジェダイの騎士らの出会いを描く本作。禍々しい容姿が印象的なシリーズ屈指の強敵、ダース・モールも登場します。
双頭のライトセーバー(ダブル=ブレード・ライトセーバー)を操るダース・モールとのスピード感あふれる戦闘シーンは、本作の大きな見どころのひとつです。幼いながら突出した才能を見せるアナキンと、ナタリー・ポートマン演じる美しいパドメとの出会いにもご注目。
スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃(2002)
あらすじ
惑星ナブーでの戦いから10年。立派な青年となったアナキン・スカイウォーカーは、オビ=ワンのもとで修行に励んでいた。パドメはナブー女王の座を退き、元老院議員として惑星コルサントに出向するが、そこで何者かに命を狙われてしまう。
オビ=ワン・ケノービとアナキンは、パドメの警護を務めることとなる。惹かれ合うアナキンとパドメだが、それは許されざる恋であり……
成長したアナキンの姿を見られる本作。2000年代に入り、シリーズ初となる全編通してのデジタルフィルムによる撮影が行われました。
アナキンとパドメの二人が、タブーであると知りながら恋に落ちていくようすが見どころ。パドメへの愛と「執着心を持たないよう、誰かを愛してはならない」というジェダイの教えとの間で、揺れ動くアナキンの姿が描かれます。
また、マスター・ヨーダの大活躍が見られる点も本作のポイントのひとつ。進化したCG技術による迫力の戦闘シーンに、胸が熱くなること間違いなしです。
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐(2005)
あらすじ
銀河元老院の最高議長、パルパティーンがさらわれた。オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーは、彼を救出するべく旗艦インビジブル・ハンドに突入する。
大活躍を見せるアナキンだが、オビ=ワンやジェダイ評議会に対して次第に不信感を抱くように。ジェダイへの忠誠と、自らの弱さとの間で揺れ動くが……。
新三部作のクライマックスであると同時に、旧三部作へと繋がる重要なエピソードを担う本作。疑心暗鬼に陥っていくアナキンの変化、火山の星ムスタファーで繰り広げられるオビ=ワンとアナキンの対決といった見どころが満載です。
本作では、ルーク・スカイウォーカーの出生、ジェダイの騎士が滅んだ理由など、エピソード4~6で語られなかった謎の答えも知ることができます。制作当時の技術の粋が詰め込まれた、クライマックスにふさわしい演出にもご注目。
人間の負の側面を描いたダークな展開や、残酷・グロテスクな描写も比較的多め。総じて大人向けの、見ごたえのある作品といえます。
シークエル・トリロジー(続三部作)
2015~2019年にかけて公開された映画三作は、続三部作/シークエル・トリロジーと呼ばれています。主人公は、砂漠の惑星で暮らす孤独な女性レイ。新たな敵として、ダース・ベイダーの志を継ぐ存在であるカイロ・レンも登場します。
スター・ウォーズ/フォースの覚醒(2015)
あらすじ
砂漠の星で孤独に暮らすレイ。彼女の人生は、さまよう謎のドロイド・BB-8と、ワケありな様子の青年・フィンとの出会いをきっかけに一変する。帝国の残党からのし上がった軍事組織・ファーストオーダーに追われるレイたちは、砂漠に放置されていた船を盗んで逃げだした。
鉄くず拾いをして細々と生計を立てていたレイが、壮大な運命に巻き込まれていく本作。どこにでもいるような普通の女性だったレイが、次第に強く成長し、運命を切り拓いていく姿が描かれています。
丸っこいフォルムが可愛いドロイドのBB-8、素顔を隠した謎の悪役カイロ・レンといった新キャラクターはもちろん、ハン・ソロ&チューバッカのコンビ、R2-D2にC-3POといった旧作からの人気キャラも登場。
過去作へのオマージュもふんだんに交えられており、ビギナーも長年のファンもどちらも楽しめる内容に仕上がっています。
スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017)
あらすじ
氷の惑星に身を潜めていたジェダイマスターを訪ねるレイ。フォースの力に目覚めたレイは、彼の教えのもとでジェダイの修行を積む。成長に伴って、次第にレイはカイロ・レンのフォースと共鳴するようになっていく。
光と闇のせめぎあいの中で揺れるレイとレン。二人を待ち受ける運命とは? ファースト・オーダーとレジスタンス、銀河を二分する壮絶な戦いが始まる。
ライアン・ジョンソン氏の監督/脚本による、シークエル・トリロジーの中間点。「この作品をスターウォーズの正史とは認めない」と批判するファンが多くいる一方で「シリーズ最高レベルの傑作」と絶賛する声も挙がるなど、評価が真っ二つに分かれた作品です。
賛否両論を呼んだ理由は、旧作をなぞることを嫌い、より新しい表現を追求したライアン・ジョンソン監督の姿勢にあったともいわれています。これまでの作品を欠かさず観続けてきた長年のファンにとっては、衝撃的に感じる展開も多いかも知れません。
スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019)
あらすじ
ジェダイの道を究めるための修行に励み、レジスタンスの仲間とともに立ち上がるレイ。一方のカイロ・レンは、ダース・ベイダーの志を継ぐべく、銀河の支配者へと上り詰めていた。
光のフォースと闇のフォース、そしてスカイウォーカーの一族をめぐる壮大なスペースオペラが、ついに幕を下ろす。
これまでに描かれてきた物語の集大成となる本作。主人公・レイの正体、光と闇のはざまで揺れるカイロ・レンの行く末、レイに呼びかける歴代ジェダイたちなど、驚きと感動の見どころが満載です。
「フォースの覚醒」で見られたような、旧三部作へのオマージュも多数登場。問題作ともいわれる前作「最後のジェダイ」の流れを上手く汲みつつも、「スター・ウォーズ」シリーズとして納得のいく形で着陸することに成功しています。
外伝・ドラマ
2021年12月現在では、2作の映画と1作の実写ドラマが公開されています。同年12月末からは、新たな実写ドラマも公開予定。
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016)
あらすじ
ジェダイが滅びた後、宇宙は強大な兵器「デス・スター」を持つ帝国軍に支配されようとしていた。密かに反撃の機会を伺っていたレジスタンスたちは、デス・スターを開発した科学者の娘・ジンへの接触を通し、情報を集めようと試みる。
優秀な科学者であるジンの父・ゲイレンは、帝国によって強制的にデス・スターの開発に従事させられていた。しかし、良心を持つゲイレンは、秘密裏にある工作活動を行っており……
時系列順にすると「エピソード3」と「エピソード4」の間に位置するのが本作。「エピソード4」においてレイア姫が持っていたデス・スターの設計図が、どのように入手されたのかが分かります。
ジンを中心とした戦士たちの絆を描く熱いストーリーや、フォースの力をもたない人々による戦闘シーンが見どころ。「スター・ウォーズ」シリーズの外伝としてはもちろん、事前知識なしに「ローグ・ワン」だけを見ても十分に楽しめる内容となっています。
ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018)
あらすじ
ギャングの下っぱとして暮らしていたハン・ソロ。彼は幼なじみの女性・キーラを助けるため、帝国軍のパイロットに志願する。
歩兵としてくすぶっていたハンはある時、上官が兵士を装ったギャングであることに気づく。自分もギャングの仲間に入ろうと目論むハンだが、失敗して投獄されることに。入れられた牢の中には、ウーキー族の男・チューバッカがいた。
「スター・ウォーズ」シリーズ屈指の人気キャラ、ハン・ソロの若き日を描いた作品。恵まれない境遇に生まれた青年・ハンが、チューバッカとの出会いを経て成長していく物語を楽しめます。
見どころは何といっても、ハンとチューバッカの関係性。名コンビとして知られる二人の運命的な出会いや、時に衝突しながらも育まれていく確かな友情が描かれています。また、謎めいた美女・キーラの動向や、ハンの悪友ランド・カルリジアンの活躍にもご注目。
マンダロリアン(2019)
あらすじ
帝国の崩壊から5年後。鎧に全身を包んだ孤高の賞金稼ぎ・マンダロリアンは、ある「標的」を捕らえるよう依頼を受ける。その標的とは、フォースの力を秘めた不思議な子ども「ザ・チャイルド」のことだった。
一緒に過ごすうちに、ザ・チャイルドへの愛情を抱くマンダロリアン。一度は引き渡したザ・チャイルドを奪い返そうと、依頼主のもとへ向かうが……
『ディズニープラス』にて独占配信されている実写ドラマシリーズ。サムライ映画や西部劇、そして「子連れ狼」からインスピレーションを受けたという本作は、優れたドラマ作品に与えられる「エミー賞」をさまざまな部門で受賞しています。
旧三部作の流れを引き継ぐ、スカッと痛快な冒険活劇ストーリーが見どころ。「ベビーヨーダ」ことザ・チャイルドの可愛らしさと、武骨な一匹狼・マンダロリアンとの対比も面白く、長年のファンからビギナーにまで高い人気を誇る作品です。
ボバ・フェット/The Book of Boba Fett(2021)
「スター・ウォーズ」シリーズのうち、エピソード4、5、6、2に登場したボバ・フェット。伝説的な賞金稼ぎである彼は、エピソード6にて巨大な怪物サルラックに吞み込まれ、死亡したものと思われていましたが……?
本作でのボバ・フェットは、かつてジャバ・ザ・ハットが牛耳っていた惑星タトゥイーンの支配へと乗り出す模様。ボバが死の淵から蘇った経緯や、彼に協力する暗殺者フェネック・シャンドとの相棒関係が描かれていきます。
スター・ウォーズ:アソーカ(2023)
アナキン・スカイウォーカーの唯一の弟子であり、二本のライトセーバーを操る、伝説の”元”ジェダイ、アソーカ・タノ。
ジェダイの栄光と没落に翻弄され、激動の時代を生き抜いてきた彼女が、帝国崩壊後の銀河を舞台に、ダース・ベイダーの冷酷な後継者がもたらす、恐るべき<闇の脅威>に立ち向かう。
かつてアナキンらと共にクローン戦争の英雄として活躍したものの、ある事件をきっかけにジェダイ・オーダーへの信頼を失い、ジェダイの道を捨てたアソーカ。帝国の誕生後、ダークサイドに堕ちたアナキンがダース・ベイダーとなった姿で再会を果たし、変わり果てた姿のかつての師と、死闘を繰り広げた過去を持つ。
アニメーションシリーズ『スター・ウォーズ 反乱者たち』で冒険を共にした、ヘラ・シンドゥーラ、そしてサビーヌ・レンらの仲間と共に、アソーカは立ち上がる。帝国の再興を目論むスローン大提督がもたらす最悪の脅威とは―。
社会現象を巻き起こした実写ドラマシリーズ『マンダロリアン』と同じ、帝国崩壊後の銀河を舞台に、アソーカの新たな物語が、いま明らかになる。
『スター・ウォーズ:クローン・ウォーズ』『マンダロリアン』のデイヴ・フィローニが描く、スター・ウォーズ最新作。
アニメーション
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ(2008~2020)
あらすじ
クローン大戦が激化するなか、ジャバ・ザ・ハットの息子ロッタが誘拐される。銀河の有力者であるジャバの信用を得るため、オビ=ワン・ケノービとアナキン・スカイウォーカーの2人にロッタ捜索の白羽の矢が立った。
オビ=ワンとアナキンにロッタ捜索の命を伝えるため、彼らのもとへ1機のシャトルが派遣される。着陸した機体から降り立ったのは、アナキンのパダワン(弟子)と名乗る少女アソーカ・タノだった。
エピソード2とエピソード3の間に起こった「クローン戦争」を、じっくりと深掘りするのが本作「クローン・ウォーズ」。オビ=ワンやアナキンといったおなじみのキャラクターの他にも、アソーカをはじめとする魅力的な登場人物が続々と登場します。
映画ではほとんど陽の目を見なかったサブキャラクターたちにもスポットライトが当てられるため、熱心なファンも新たな驚きを得られるはず。また、似た者同士であるアナキンとアソーカのユニークなやり取りも見どころです。
ベテラン声優陣による、日本語吹き替えの質も好評。本編を補完するスピンオフとしてはもちろん、ひとつのSFアニメとして単体で見てもしっかり楽しめるクオリティとなっています。
スター・ウォーズ 反乱者たち(2014~2018)
あらすじ
帝国による支配に銀河が苦しめられていた時代。ある星のストリートチルドレンとして暮らす少年・エズラは、帝国への反乱者であるケイナン、サビーヌ、ガラゼブらと出会う。彼らに助けられたエズラは、銀河の自由を取り戻すために帝国に立ち向かうことを決意した。
時系列でいうと、エピソード3とエピソード4の間に位置する本作。帝国の支配力が最大限に高まるなか、辺境の星で帝国に抗おうとする「反乱者」たちの姿が描かれています。
さまざまな星のさまざまな人々、フォースの観念や「マスター」と「パダワン」の関係など、本作には「スター・ウォーズ」らしさがたっぷり。キャラクターや世界観が丁寧に掘り下げられる一方、話の展開は分かりやすいため、初心者でも無理なく楽しめるという特長も。
スター・ウォーズ レジスタンス(2018~2020)
あらすじ
帝国軍の残党から生まれた組織「ファースト・オーダー」が力をつける中、レイア姫は対抗策として私設軍「レジスタンス」を作り上げた。
レジスタンスに加わった若きパイロットカズーダ・ジオノは、ドロイドのBB-8とともにスパイとしてファースト・オーダーを探る任務につく。
時系列でいうと、エピソード6と「フォースの覚醒」の間に位置するのが本作。ジェダイではなく、大空を駆けるパイロットたちに焦点を当てつつ、レジスタンス結成のいきさつといった続三部作の補完を行っています。
全体的にコミカルかつポップで、ビギナーさんやお子さまでも楽しめる仕上がりになっている点がポイント。スピード感あふれる迫力のレースシーンや、BB-8をはじめとする個性豊かなドロイドたちなど、見どころが盛りだくさんです。
スター・ウォーズ:バッド・バッチ
あらすじ
クローン・フォース99、通称「バッド・バッチ」。個性をもつ異質なクローン5人で構成されたこの小隊は、無二の強さを誇るエリート部隊だった。
銀河共和国のために任務に励むバッド・バッチだが、共和国はパルパティーンによって「銀河帝国」へと姿を変えてしまう。激変する銀河で、彼らが選ぶ道とは?
エピソード3とエピソード4の間、銀河帝国の支配が始まって間もない時代を描く本作。「クローン・ウォーズ」にも登場したクローン部隊「バッド・バッチ」のメンバーたちが、新たな道を模索しながら生きる姿を描いています。
力自慢、頭脳派、射撃の名人などなど、クローンでありながらそれぞれに光る個性を持つ「バッド・バッチ」のメンバーが魅力的。彼らに興味を抱く謎めいた少女・オメガや、他のシリーズ作品から登場するキャラクターたちにもご注目ください。
帝国がクローンを廃止した理由や「ローグ・ワン」に登場した「ウォー・マントル計画」の詳細など、シリーズ作品のさまざまな謎が明らかになる本作。2022年には、『ディズニープラス』でシーズン2が配信予定です。
スター・ウォーズ ギャラクシー・オブ・アドベンチャー(2020)
あらすじ
1分で「スター・ウォーズ」がはやわかり!? 人気キャラクターがいっぱい、ワクワクする冒険がいっぱいのショートアニメシリーズ。
そもそもフォースってなに? ジェダイって? レイア姫ってどんな人だっけ……? そんな疑問を、パッと解決してくれるのが本作です。
各1分程度の短い動画には「スター・ウォーズ」の用語や登場人物、大まかなストーリーなど、世界観を理解するための解説がギュッと詰まっています。大きなネタバレは含まれていないので、これからスター・ウォーズについて知りたい人の予習にもぴったり。
『YouTube』に特集チャンネルが設けられており、無料で視聴できるのも嬉しいところ。思いついた時にいつでもサッと楽しめる「スター・ウォーズ」ビギナーのお助けマン的な存在です。
「スター・ウォーズ」シリーズを見るなら「Disney+ (ディズニープラス)」
「スター・ウォーズ」シリーズを動画配信サービスで観るなら、だんぜん「ディズニープラス」がおすすめ。この記事で紹介した「スター・ウォーズ」シリーズ作品のうち、『YouTube』で配信中の「ギャラクシー・オブ・アドベンチャー」以外のすべての作品を視聴することができます。
日本のアニメクリエイターと「スター・ウォーズ」がコラボした「スターウォーズ:ビジョンズ」など、今回紹介しきれなかった作品も独占配信中。スター・ウォーズ初心者さんも、ストーリーは暗記している! というベテランのあなたも、きっと満足できるはず。
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