映画『ミッション:インポッシブル』は、1996年に第1作が公開された人気シリーズ。『スパイ大作戦』というアメリカのテレビドラマがベースとなったスパイ作品です。
シリーズは現在全7作。最新作「デッドレコニング」が2023年に公開され、興行収入40億円を突破するなど、いまだに根強い人気を誇ります。2025年にも続編の公開が予定されており、今後も注目していきましょう。
本記事では、そんな『ミッション:インポッシブル』シリーズがはじめての方でも楽しめるよう、「観る順番」「あらすじ」についてまとめました。
各作品が観られるおすすめ動画配信サービス(VOD)も紹介していますので、『ミッション:インポッシブル』が気になっている方やもう一度見返したい方は参考にしてください。
『ミッション:インポッシブル』シリーズを観る順番は公開順! 見どころも解説
最終更新日:2023年12月25日
【更新情報】
・2023年12月15日:主要動画配信サービスでの『ミッション:インポッシブル』シリーズの配信状況を更新しました
・2023年12月15日:『ミッション:インポッシブル』シリーズを観るのにおすすめの動画配信サービスを追加しました
・2023年12月15日:「デッドレコニング PART ONE」のあらすじ・見どころを追加しました
『ミッション:インポッシブル』シリーズを観る順番・時系列
結論として、映画『ミッション:インポッシブル』シリーズを観る順番は「公開順」でOKです。公開順に観れば、時系列どおりにストーリーを追えます。
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの公開順は以下です。
公開順 | 作品タイトル | 日本公開年 |
---|---|---|
1 | ミッション:インポッシブル | 1996年 |
2 | ミッション:インポッシブル2 | 2000年 |
3 | ミッション:インポッシブル3 | 2006年 |
4 | ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル | 2011年 |
5 | ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション | 2015年 |
6 | ミッション:インポッシブル/フォールアウト | 2018年 |
7 | ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE | 2023年 |
8 | ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO | 2025年公開予定 |
『ミッション:インポッシブル』は20年以上続くシリーズ作品なので、時代とともに撮影技術や映像クオリティもパワーアップしています。
ストーリーより「迫力のアクションシーン」が観たい方は、「ゴースト・プロトコル」以降の新しい作品から観るのもおすすめです。
『ミッション:インポッシブル』シリーズを観られる動画配信サービス
2023年12月現在、主要な動画配信サービスの『ミッション:インポッシブル』シリーズ配信状況は以下のとおりです。
最新作の「デッドレコニング」はどのサービスでも追加課金が必要なレンタル扱いになっています。また、「Netflix」はそもそもレンタルという仕組みがないため、視聴不可です。
それ以外のシリーズ作品は「U-NEXT」「Hulu」「Lemino」「Netflix」などで、会員であれば見放題です。
作品タイトル | 公開年 | U-NEXT | Hulu | Lemino | Netflix | Amazonプライムビデオ |
---|---|---|---|---|---|---|
ミッション:インポッシブル | 1996年 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
ミッション:インポッシブル2 | 2000年 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
ミッション:インポッシブル3 | 2006年 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル |
2011年 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション |
2015年 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
ミッション:インポッシブル フォールアウト |
2018年 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
ミッション:インポッシブル デッドレコニングPART ONE |
2023年 | △ | △ | △ | ✕ | △ |
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『ミッション:インポッシブル』シリーズのあらすじ・見どころ
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ全6作品のストーリーを簡単にご紹介します。
ミッション:インポッシブル(1996年)
あらすじ
CIA(中央情報局)の極秘スパイ組織IMFのエージェントたちは、ミッション(指令)を受け、東欧に潜入する。目的は、東欧CIA情報員のリスト「NOC」が流出した事件の解明であった。
しかし、潜入任務は失敗。イーサン・ハント以外のメンバーは殺されてしまう。生き残ったイーサンは、IMFの「裏切り者」という容疑をかけられることとなった。
何者かが自分を裏切り者に仕立て上げようとしていることに気づいたイーサンは、自身の潔白を証明するため事件の真犯人を追う……。
この作品の魅力・見どころ
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ第1作目の見どころは、主人公イーサン・ハントのスパイシーン。とくに、「侵入不可能」とされていたCIAに潜入するシーンは目が離せません。
ちなみに、主役のトム・クルーズは第1作目の公開当時で34歳。若き日のアクションシーンを観られるので、トム・クルーズのファンにもたまらない映画です。
日本公開日 | 1996年7月13日 | 上演時間 | 110分 |
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監督 | ブライアン・デ・パルマ | 脚本 | デヴィッド・コープ ロバート・タウン |
出演者 | トム・クルーズ、ジョン・ヴォイト、エマニュエル・ベアールほか |
ミッション:インポッシブル2(2000年)
あらすじ
オーストラリアのバイオサイト製薬会社にて開発されたウィルス「キメラ」は、感染後20時間で死亡してしまうという「殺人ウィルス」だった。
バイオサイト製薬会社の研究員ネコルヴィッチ博士は、イーサン・ハントに護衛を依頼し、キメラの治療薬「ベレロフォン」を携えてアトランタへ向かう。しかし、実際に同行したイーサンは偽物で、キメラとベレロフォンは奪われてしまった。
休暇中のイーサンはIMFからキメラ・ベレロフォンの奪還を命じられ、再び危険なミッションに挑むこととなる……。
この作品の魅力・見どころ
『ミッション:インポッシブル』シリーズ第2作目の最大の魅力は、「ロマンス要素」が含まれていること。タンディ・ニュートン演じる女泥棒ナイア・ホールとイーサンとの恋愛シーンが見どころです。
もちろん、アクションシーンも必見。本作品では「スパイの緊迫した潜入シーン」というより、「カーチェイス」「バイクアクション」「格闘」など迫力のあるスリリングなシーンをたっぷり楽しめます。
ちなみに、『ミッション:インポッシブル2』の全世界興行収入は5億4,600万ドル以上。2000年の最高興行収入を記録した超大ヒット作品です!
日本公開日 | 2000年7月8日 | 上演時間 | 119分 |
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監督 | ジョン・ウー | 脚本 | ロナルド・D・ムーア ブラノン・ブラーガ |
出演者 | トム・クルーズ、ダグレイ・スコット、タンディ・ニュートンほか |
ミッション:インポッシブル3(2006年)
あらすじ
現役を引退し、諜報機関IMFの訓練教官となったイーサン。本業のことは秘密にしながら、婚約を交わしたジュリア・ミードと幸せな生活を送っていた。
ある日、教え子である後輩エージェントのリンジー・ファリスが任務中に拉致されてしまう。この出来事をきっかけに、リンジーを助けるためイーサンは現役復帰を決意。
しかしリンジーは爆弾で殺され、さらにジュリアも誘拐されてしまった。人質を解放する条件として、「ラビットフットを48時間に入手すること」を要求されたイーサン。果たして「ラビットフット」の正体とは。そして、婚約者を助けることができるのか……。
この作品の魅力・見どころ
『ミッション:インポッシブル』シリーズ第3作目の魅力は、サスペンス・アクション両方が存分に盛り込まれているところにあります。見どころシーンの連続で目が離せません。
本作品では、「ラビットフット」と呼ばれる謎の物品の正体をめぐり、「銃撃戦」「爆発」など過去作よりもスリル満点なアクションが繰り広げられます。
そして、物語は「本業を隠していたイーサンが、スパイとして婚約者を助けに行く」というもの。主人公イーサンを演じるトム・クルーズが決死の覚悟で救出に向かう様子に、思わず心を掴まれる作品です。
日本公開日 | 2006年7月8日 | 上演時間 | 126分 |
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監督 | J・J・エイブラムス | 脚本 | アレックス・カーツマン ロベルト・オーチー J・J・エイブラムス |
出演者 | トム・クルーズ、フィリップ・シーモア・ホフマン、ヴィング・レイムスほか |
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年)
あらすじ
IMFエージェントのトレヴァー・ハナウェイが、「コバルト」と呼ばれる人物から秘密ファイルを奪う任務を行っていた。しかし、トレヴァーは殺し屋の女に殺されてしまう。
IMFはコバルトの正体を突き止めるため、イーサンに対しロシア・モスクワの宮殿クレムリンへの潜入を命じる。しかし、真犯人は証拠隠滅を目的にクレムリンを爆撃。イーサンも爆発に巻き込まれてしまった。
病院で目を覚ましたイーサンに、爆破テロを首謀した疑いがかけられる。同時にロシアから疑いをかけられたアメリカは、この事件と国家との関与を否定するために「ゴースト・プロトコル」を発動してIMFの解体を進めようとする……。
この作品の魅力・見どころ
「ゴースト・プロトコル」とは、アメリカ政府がIMFの秘密作戦との関わりを否定する指令のこと。
作中で「爆破テロ首謀者」の疑いをかけられたイーサンは、「ゴースト・プロトコル」発動下でIMFのサポートが受けられなくなり、孤立無縁で任務に挑むこととなります。
そのため、これまで以上にインポッシブル(不可能)なミッションを遂行することになるのが本作品の見どころ。まさに「背水の陣」に立つ主人公の、怒涛のパワフルアクションがとにかく熱い作品です。
日本公開日 | 2011年12月16日 | 上演時間 | 132分 |
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監督 | ブラッド・バード | 脚本 | アンドレ・ネメック ジョシュ・アッペルバウム |
出演者 | トム・クルーズ、ポーラ・パットン、サイモン・ペッグほか |
ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション(2015年)
あらすじ
IMFエージェントのイーサン・ハントは、正体不明の犯罪組織「シンジゲート」を秘密裏に調査していた。しかし、イーサンがIMFのロンドン支部を訪れる際、催涙ガスの罠にかかり拘束されてしまう。
目が覚めたイーサンは拷問を受けるところであったが、シンジゲートの構成員である謎の女性の格闘術によって救出された。
危機を脱出したイーサンはIMF解体の話を知らされ、さらに国際指名手配されてしまう。シンジゲートの正体を突き止め、殲滅しようと試みるが……。
この作品の魅力・見どころ
「ストーリーが最高に面白い」「シリーズ最高傑作」など高評価レビューの多い本作品。スリルとアクションに重きを置いた第4作から一転、サスペンス要素も再び盛り込み、先が読めないストーリーです。よりスパイ映画らしく原点回帰した作品とも言えます。
とくに注目したいポイントは、イーサンを救出した謎の美女スパイ「イルサ」との関わり。敵か味方かわからない、今回の物語の重要人物です。
ちなみに、本作品ではイーサンが飛行機外側のドアに張り付くシーンがあります。なんとトム・クルーズは、地上約1,500メートルを飛ぶ飛行機に本当に張り付いて撮影しました。そんな体当たりな超絶アクションが観られるのも『ミッション:インポッシブル』ならではです!
日本公開日 | 2015年8月7日 | 上演時間 | 131分 |
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監督 | クリストファー・マッカリー | 脚本 | クリストファー・マッカリー |
出演者 | トム・クルーズ、ジェレミー・レナー、サイモン・ペッグほか |
ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年)
あらすじ
IMFエージェントのイーサン・ハントらは、盗まれた3つのプルトニウムの回収に成功。しかし、前作の敵「シンジゲート」の生き残りで結成されたグループ「アポストル」の手によって、プルトニウムは再び奪われてしまった。
イーサンらは、プルトニウムを奪還し核爆発による同時多発テロを防ぐという新たなミッションを遂行することとなる。
「ジョン・ラーク」「ホワイト・ウィドウ」という2人の人物の名前を頼りに、世界終焉の危機に挑む……。
この作品の魅力・見どころ
シリーズ第6作目となる『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』とストーリーが密接に関わっています。
今回の敵は、前作の敵「シンジゲート」の残党で結成された、「アポストル」と呼ばれるグループです。彼らが計画するのは、核兵器による世界同時多発テロ。イーサンらは、シリーズ最大級の危機に直面します。
また、本作品でもトム・クルーズの体を張った大アクションに注目です。高度約8,000メートルからの超高速スカイダイビング「ヘイロージャンプ」を行ったり、ビルからビルへジャンプしたり(撮影中に骨折してしまう……)。スター俳優の本気を感じる映画でもあります。
日本公開日 | 2018年8月3日 | 上演時間 | 147分 |
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監督 | クリストファー・マッカリー | 脚本 | クリストファー・マッカリー |
出演者 | トム・クルーズ、ヘンリー・カヴィル、ヴィング・レイムスほか |
ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年)
あらすじ
IMFエージェント、イーサン・ハントに課せられた究極のミッションは、全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すこと。
IMF所属前の彼の“逃れられない過去”を知る“ある男”が迫るなか、世界各地でイーサンたちは命懸けの攻防を繰り広げるが……。
この作品の魅力・見どころ
市街地でのカーチェイス、断崖絶壁からの大ジャンプ、列車上での格闘など、迫力のアクションシーンが目白押し。これまでの伏線が交差する、まさしくシリーズの“集大成”。
日本公開日 | 2023年7月21日 | 上演時間 | 163分 |
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監督 | クリストファー・マッカリー | 脚本 | クリストファー・マッカリー、エリック・ジェンドレセン |
出演者 | トム・クルーズ、ヴィング・レイムス、サイモン・ベッグほか |
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの用語解説
『ミッション:インポッシブル』シリーズの登場人物や、作中でよく出るキーワードをご紹介します。「はじめて観るから予習したい!」という方はぜひチェックしてみてください。
イーサン・ハント
「イーサン・ハント」は、『ミッション:インポッシブル』シリーズ全作品の主人公のこと。頭脳明晰・身体能力抜群なスパイです。
イーサンを演じるのは、スター俳優のトム・クルーズ。彼の体を張った迫力満点のアクションシーンも『ミッション:インポッシブル』シリーズが人気を博す理由のひとつとなっています。
ジム・フェルプス
「ジム・フェルプス」は『ミッション:インポッシブル』第1作で登場するイーサン・ハントの上司であり、ベテランのスパイ。俳優ジョン・ヴォイトが演じています。
『ミッション:インポッシブル』シリーズの原作であるテレビドラマ『スパイ大作戦』では、ジム・フェルプスが主人公でした(俳優はピーター・グレイブス)。
CIA
「CIA」は「Central Intelligence Agency」の頭文字を取ったもので、アメリカに実在する組織です。日本語では「(米国)中央情報局」と呼ばれます。
大統領に直属する組織であり、国家安全保障に関する情報を収集・提供するのが主な目的です。
『ミッション:インポッシブル』シリーズにおいては、後述するスパイ組織「IMF」との関わりがあります。
IMF
「IMF」は「Impossible Missions Force」の頭文字を取ったもので、作中における架空の組織です。CIAの極秘組織であり、エージェント(スパイ)らが属しています。
主人公のイーサン・ハントも、IMFのエージェントです。
NOC
「NOC(ノック)」とは、CIAに属するスパイのリストのこと。スパイのコードネームや本名等が記載されている重要なリストです。
『ミッション:インポッシブル』シリーズ第1作目では、IMFの裏切り者によってNOCが流出したところから物語が始まります。
映画『ミッション:インポッシブル』シリーズは公開順でOK!
今回は、映画『ミッション:インポッシブル』シリーズを観る順番について解説しました。公開順に観れば、時系列どおりに楽しめます。
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