「若者のテレビ離れ」と言われる中、今でもしばしば話題に上がるテレビの連続ドラマ。きゅんとするラブストーリー、ハートフルなヒューマンドラマ、先の読めない展開にハラハラするミステリーなど、クオリティの高い作品が毎クール生み出されています。
しかし、ここ数年でテレビとの付き合い方は大きく変化してきました。視聴者はどのように連続ドラマを楽しんでいるのでしょうか。
アンケート調査サービスを通して無作為に選出された15歳から60代の男女667人を対象に、2022年4月26日から4月30日の期間で、連続ドラマの視聴に関するアンケートを実施しました。
連続テレビドラマの視聴スタイル実態調査 約6割が週に1本以上鑑賞 VOD利用者は約3割、TVerが人気
最終更新日:2022年05月17日
ポイント
●連続ドラマを週に1回以上鑑賞する人は6割。うち、ほぼ毎日観る人が2割弱。まったく観ない人は3割。
●ドラマを観る人の6割が地上波放送をリアルタイム視聴。動画配信サービスを利用している人は3割。
●連続ドラマを見始めるタイミングは、第1話の放送前後が7割。
●過半数が「テレビのCMや番宣」がきっかけで視聴。ネットの情報を参考にしているのは2割程度。
連続ドラマの視聴頻度 約6割が週に1本以上を鑑賞
「テレビの連続ドラマを普段どのくらい視聴していますか?(地上波放送、録画、動画配信サービスなど鑑賞スタイルは問いません)」の問いに、週1本以上(ほぼ毎日、週に数本、週に1本)と回答したのは約60%。
年代別でもこの割合はあまり変わりはなく、週1本以上と回答したのが10代は59.46%、20代は60.71%でした。若い世代も過半数がテレビドラマを日常的に視聴しているようです。
最も多かったのは「週に数本」で27%。「ほぼ毎日」も2割近い数字となっており、熱心なドラマファンが多いことが伺えます。
一方で「ドラマは観ない」という回答が3割を占め、まったく興味のない層もかなりいるようです。
男女別で見てみると、「ほぼ毎日」「週に数本」「週に1本」と回答したのは女性が65.77%、男性が52.69%。
メインターゲットを女性にしていると伺えるドラマ作品も多いですが、ドラマ好きは女性の方が多いと思われます。
連続ドラマの視聴方法 過半数はテレビで鑑賞、VOD利用は3割
よく利用する動画配信サービスは「TVer」
ドラマの視聴方法で動画配信サービスを選択した回答者(=209人)に対して、「連続ドラマを視聴する際に、最もよく利用している動画配信サービスは何ですか?」の問いで最も多かったのは「TVer(ティーバー)」で37%。
2位は「Amazonプライム・ビデオ」20%、3位は「GYAO!」「Hulu」「Netflix」11%でした。
民放キー局が共同出資している「TVer」は、テレビ番組の見逃し配信を無料で観られるサービスです。ドラマだけでなく、バラエティ、ドキュメンタリーなど様々な番組が配信されています。テレビを日常的に観ている層にとっては欠かせないサービスと言えるでしょう。
連続ドラマの視聴タイミング・きっかけ 番宣を見て1話からチェック
「ドラマは観ない」以外の回答者(=476人)への「連続ドラマの視聴を開始するタイミングで最も多いのはどれですか?」の問いに対して、最も多かったのは「1話の放送後」で39%。「1話のリアルタイム視聴」は33%で、1話の放送前後で見始める人が約7割でした。
「連続ドラマを視聴するきっかけとなるのはどれですか?(複数回答可)」の問いでは、過半数が「テレビのCMや番宣」と回答。宣伝を見て面白そうと感じるかどうかが重要そうです。
ネットニュースやSNSの評判と回答したのはそれぞれ2割程度と、ネット上での情報をきっかけとする人は意外と少ないようです。
アンケート回答者内訳
■アンケート実施日
2022年4月26日~4月30日
■性別
男性:334人
女性:333人
合計667人
■年齢
15~19歳:112人
20~29歳:111人
30~39歳:111人
40~49歳:111人
50~59歳:111人
60~69歳:111人
本データの利用条件
1 情報の出典元として、スマホお助けサイト「VOD STREAM(ブイオーディーストリーム)」の名前を明記してください。
2 出典元として、以下のURLへのリンクを設置してください。
https://vod.app-liv.jp/archive/136363/
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