地震やハリケーンなどの自然災害から、ウイルスや隕石によるパニックまで人類の破滅までのシナリオを描く「ディザスター」映画。
非日常を味わいながら緊張感とスリルがたまらないディザスター映画には数々の名作がある。本記事では厳選したディザスター映画を10作品ご紹介。
破滅のシナリオを体感せよ! 家族で楽しめるディザスター映画ベスト10
最終更新日:2024年10月09日
Disaster Category-1 気候変動
『デイ・アフター・トゥモロー』
『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒ監督が極限世界で描く感動のドラマ。地球温暖化による気候変動が世界規模の大災害を引き起こす。ニューヨークでは津波で街が水没し、ロサンゼルスでは巨大な竜巻が街を襲い、東京でもゴルフボール大の雹が降りしきる。そして地球全体が温度を下げはじめ、1万年前の氷河期のような絶対零度の世界となる。そんな絶体絶命の状況の中、気象学のエキスパートであるジャック(デニス・クエイド)は、ニューヨークで被災した息子を救うため立ち上がる。
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『2012』
ローランド・エメリッヒ監督がまたしても描く地球壊滅の世界。小説家のジャクソン(ジョン・キューザック)は、奇妙な男から地球滅亡の接近とそれを知る各国政府が選ばれた者を巨大船で脱出させようとしていると教えられる。信じられない彼だったが、世界各地で天変地異が発生。別れた妻子と共に、ジャクソンは人類を救う“ノアの方舟”たる巨大船の隠された場所をめざす。
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Disaster Category-2 隕石
『ムーンフォール』
『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』などのパニックアクション大作で知られるローランド・エメリッヒ監督が、月と地球の衝突という危機に立ち向かう人類の姿を描いたディザスタームービー。2021年、NASAの宇宙センターは衝撃と緊張に包まれる。謎の力で軌道から弾かれた月が、数週間で地球に激突するというのだ。謎に立ち向かう危険な任務に、NASA副部長のジョー(ハル・ベリー)、元一流の宇宙飛行士のブライアン(パトリック・ウィルソン)らが挑む。
『グリーンランド ―地球最後の2日間―』
突如現れた彗星による世界崩壊までの48時間を、普通の一家の目線で描いたディザスタームービー。突如現れた彗星の破片が隕石となり地球に衝突。各国の大都市が破壊され、さらなる巨大隕石による世界崩壊まで残り48時間に迫る中、政府に選ばれた人々の避難が始まり、建築技師の能力を見込まれたジョン・ギャリティ(ジェラルド・バトラー)とその家族は、避難所をめざして輸送機に駆けつけた。しかし、離陸直前にネイサン(ロジャー・デイル・フロイド)の持病により受け入れを拒否され、家族は離れ離れに。人々がパニックに陥って無法地帯と化していく状況と闘いながら、ギャリティ一一家は生き残る道を探す。
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Disaster Category-3 ウイルス・感染症
『コンテイジョン』
『トラフィック』『オーシャンズ11』のスティーブン・ソダーバーグ監督が、マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ジュード・ロウ、ケイト・ウィンスレットら豪華キャストを迎え、地球規模で新種のウイルスが感染拡大していく恐怖を描いた2011年公開のサスペンス大作。接触感染により数日で命を落とすウイルスが世界中に蔓延。治療法の可能性を探る中、やがてウイルスへの恐怖は人々を狂わせ、社会は混乱し崩壊していく。まさに「最恐のコロナ」を10年以上前に描いた傑作だ。
『アウトブレイク』
すさまじい伝染力と死亡率を持つ未知の病原体の脅威と、それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック・サスペンス。アフリカ奥地で発生した未知の伝染病がアメリカに接近。厳戒の防護措置が取られるも、ウイルスはとある地方都市に侵入する。街が完全に隔離される中、米陸軍伝染病研究所のスタッフは、エボラ出血熱を遥かに凌ぐ致死性を持つそのウイルスの謎を懸命に解き明かそうとする。
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Disaster Category-4 地震・津波
『インポッシブル』
2004年にタイのリゾート地を襲ったスマトラ島沖地震による大津波で被災し、離ればなれになりながらも再会することを諦めなかった家族の実話を基にした感動作。マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)の夫婦は3人の息子を連れタイにバカンスへ。リゾートを満喫していたがクリスマスの翌日大津波が宿泊していたホテルを襲い、家族は散り散りになってしまう。言葉も通じず負傷もしている過酷な状況の中、彼らは被災して秩序を失った土地で愛する家族を求めて彷徨い歩く。絶望的な状況の中で人間的に成長していく長男役を演じたトム・ホランドの演技にも注目だ。
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『ヒア アフター』
クリント・イーストウッド監督が、死後の世界にとらわれてしまった3人の人間の苦悩と解放を描いたヒューマン・ドラマ。大津波に襲われ臨死体験をした仏人ジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)と死者と対話ができる自身の能力に疲れ、静かに暮らす霊能力者のジョージ(マット・デイモン)、双子の兄を亡くし失意の底にある小学生のマーカス(フランキー・マクラレン)。心に深い傷を持った彼らは運命に導かれるようにめぐり会い、生きる喜びを見出していく。
Disaster Category-5 竜巻・嵐
『ツイスターズ』
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮で贈る竜巻の恐怖を描いた1996年の映画『ツイスター』の続編。オクラホマ州で史上最大級の巨大竜巻・ツイスターズが群れをなして発生する。トラウマを抱えた天才気象学のケイト(デイジー・エドガー=ジョーンズ)と命知らずの竜巻チェイサーのタイラー(グレン・パウエル)。相反する性格の2人がチームを率いて前代未聞の竜巻破壊計画を企てる。
2024年8月1日公開作品のため9月現在見放題はなし。ただし、U-NEXTなら1,980円で自宅で楽しむことが可能。また、1996年に公開された前シリーズの『ツイスター』はU-NEXTなどで見放題視聴可能。
『イントゥ・ザ・ストーム』
POV方式(カメラの視点を劇中内の主観映像とすることでリアリティを演出する)のリアルな映像が臨場感を高めるトルネード・ディザスター。アメリカ中西部の町を舞台に、地球史上最大の竜巻が多数発生。高校生が持つハンディ・カメラ、竜巻ハンターやYouTuberのスクープ映像、竜巻用装甲車の監視カメラを通じて荒れ狂う竜巻と翻弄されて逃げ惑う人々が映し出される。
ディザスター映画は家族で観るのがおすすめ
非日常世界に突如放り込まれるディザスタームービーはアクションとしても楽しめるが、大切な人と観るのがおすすめ。特に家族といっしょに非日常を映画内で体験して、ありふれた日常の幸せを再確認してはいかがだろうか?