永野芽郁×大泉洋出演漫画家・東村アキコの自伝漫画「かくかくしかじか」が満を持して実写映画化

最終更新日：2024年12月17日

漫画家・東村アキコの自伝漫画「かくかくしかじか」が主演・永野芽郁、共演・大泉洋で実写映画化されることがわかった。長年東村が実写化を断ってきたが、「永野と大泉なら」とこのたびの映画化が決まったそう。東村本人が脚本も担当し、2025年5月16日（金）より全国で公開される。

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漫画家を夢見る明子と恩師の感動の9年を描く「かくかくしかじか」

実話をもとにする「かくかくしかじか」は、漫画家を夢見るぐうたら高校生・林明子（永野）が恩師の日高健三（大泉）と出会うところから始まる。絵に自信を持ち、輝かしい漫画家ライフが幕を開けると思っていた明子。

だが、実際には竹刀を片手に持つ絵画教室の日高先生から熱血指導をされる日々。2人はコミカルな戦いを繰り広げながらも、特別な絆を育んでいく。やがて明子が日高先生を想いながら“わたしは、許されない嘘をついた”と涙を流すシーンも。

「ママはテンパリスト」「海月姫」「東京タラレバ娘」といった大ヒット作の数々を生み出した漫画家・東村アキコの知られざる物語に注目！

永野芽郁「大泉さんの切り替え力は俳優として刺激になった」

主演の永野は「東村先生と恩師との時間を描いた作品なのでいつもに増して責任を感じますし、私が演じることによって、先生の過ごしてきた時間が違うものになってしまうことは絶対にしたくありませんでした。原作も、先生がお話ししてくださることも、佇まいも、毎日勝手に（現場にいる東村本人を）観察しながら過ごしていました」と明かした。

また、共演した大泉については「教室で竹刀を持っている姿が原作から出てきたのではないか、と驚くほどぴったりで感動しました。また、カメラが回っていない時はとにかく楽しくお話してくださる一方で、カメラが回った瞬間にいつ竹刀が飛んでくるかわからない先生に切り替わるので、俳優としてとても刺激になりました」と語った。

大泉洋「現場は当時を教えてくれる東村先生のおかげで楽しい日々だった」

漫画家を夢見る明子の恩師役の大泉はオファーを受けたときを「『かくかくしかじか』は東村作品の中でもファンからの支持の熱い作品。喜びとプレッシャーに溢れておりました」と回想。

撮影に入ってからは「現場に付きっきりで、当時の本当の様子を教えてくれる東村先生のおかげもあり、とにかく楽しい日々だった」と振り返り、「永野芽郁ちゃんとともに繊細に、でも底抜けにコミカルに演じられたはず」と胸を張った。

東村アキコ「永野さんが演じてくださるならと確信めいたものを感じた」

自伝的作品の実写化をこれまで断ってきたという東村。「テレビドラマとなると宮崎ロケ、金沢ロケ、東京ロケという三都市を跨ぐ大掛かりな撮影になるので『これまた無理だろうな』とか、油絵やデッサンもたくさん用意しないといけないなど、地味な漫画のようで実は映像化にはけっこうなハードルがあるので完璧なかたちでの実現は不可能だろうと思っていました」と振り返った。

だが、「今回永野さんが明子をやってくださるというお話をいただいたとき『演技力がすごいあの永野さんが演じてくださるなら、すごくいい作品になるはずだ』と確信めいたものが生まれ、そのためなら私も制作に全力で関わろうと思いお受けしました」と明かした。

「日高先生役には大泉さんを、私からのキャスティングリクエストでお願いしました。このお2人を中心に、絵画教室の風景を関和亮監督が本当に瑞々しく、永遠の記憶のような映像で撮ってくださいました」と納得の仕上がりであったことを告白。

連載を休んで映画のロケハンや撮影にすべて参加し、劇中の絵やデッサンの美術監修も務めたという。「大変でしたが、永野さんの明子を観たいがためにやらせていただきました。公開はまだ先ですがどうぞよろしくお願いいたします」と晴れ晴れと語った。

映画「かくかくしかじか」は2025年5月16日（金）公開

原作の東村も太鼓判を押す永野×大泉共演の映画「かくかくしかじか」は2025年5月16日（金）公開予定。数々のヒット作を生み出してきた漫画家が花開くまでの感動ストーリーに期待しておこう！

映画「かくかくしかじか」作品概要

項目	内容
タイトル	かくかくしかじか
公開日	2025年5月16日（金）
配給	ワーナー・ブラザース映画
原作	東村アキコ
出演	永野芽郁、大泉洋
監督	関和亮
脚本	東村アキコ、伊達さん
音楽	宗形勇輝
制作プロダクション	ソケット
製作	フジテレビジョン