ミュージカル映画「グレイテスト・ショーマン」(2017年)は主演のヒュー・ジャックマンが“地上で最も偉大なショーマン”と呼ばれたP.T.バーナム役を演じた感動作。
ジャックマンはもちろんのこと、人気俳優のザック・エフロン、ゼンデイヤらも圧巻の歌や演技を披露し、音楽・映像ともに圧倒的な世界観で話題を呼んだ名作だ。トライアンドエラーを繰り返しながら夢と愛に生きる主人公たちの姿に勇気をもらったという方も多いのではないだろうか。
本記事では、「グレイテスト・ショーマン」をより深く楽しむための“知っておきたい5つのトリビア”を紹介しよう!


「グレイテスト・ショーマン」をより楽しめる5つの事実
最終更新日:2025年03月25日

主人公のP.T.バーナムは実在の人物!
ヒュー・ジャックマンが演じる主人公、P.T.バーナム(フィニアス・テイラー・バーナム)は、19世紀に興行師として活躍した実在の人物。“地上最高のショーマン”とも呼ばれ、「バーナムのアメリカ博物館」をはじめ、ジェニー・リンドやサーカスの興行などで成功を収めた。
なお、実際にはバーナムと歌手のジェニー・リンドが恋愛関係でなかったり、ビジネスパートナーのフィリップ(ザック・エフロン)やその禁断の恋人アン(ゼンデイヤ)が架空の人物だったり、映画では事実と異なる部分も。
ヒュー・ジャックマンは鼻の手術直後だったのに…
監督のマイケル・グレイシーが明かしたところでは、"ミュージカル映画の成功は難しい”といわれていた頃に制作の許可を得るため、台本と楽曲の読み合わせを行うことに。8ヵ月かけて配給会社やヒュー・ジャックマン、製作陣を集める調整をしたが、なんと前日にジャックマンから「鼻の皮膚がんの手術を行ったため医者からの指示で歌えない」と衝撃の事実を伝えられた。
だが当日、ドクターストップのかかっていたジャックマンは、最後の曲(“From Now On”)で「歌い始めだけでも」と思い歌い始めた。すると熱くなり最後まで歌いきってしまい、傷口は開いたものの見事“映画化への切符”を手にすることができたそう。
歌声が折り紙付きのザック・エフロンもかつては…
上流階級出身でバーナムの相棒となる劇作家、フィリップ・カーライル役で出演したザック・エフロン。劇中で禁断の恋人同士となるゼンデイヤとの圧巻なデュエットなどを披露し、それ以前にもミュージカル映画「ヘアスプレー」(2007年)などで歌唱力を評価されている。
歌声は折り紙付きともいえるが、実は初期作「ハイスクール・ミュージカル」(2006年)では、歌唱パートがほかの歌手による吹き替えだったことがある(理由はいくつかの説があり明瞭ではないが、同作の続編からは本人が歌唱している)。
ゼンデイヤの人気ぶりを娘の反応で知る!?
実はジャックマンは、「グレイテスト・ショーマン」で共演するまでゼンデイヤのことを知らなかったと明かしている。
だが娘に共演することを話したところ、娘の興奮ぶりにいかにゼンデイヤが娘世代にとってのスターであるかを認識したのだとか!
レティ役キアラ自身も強く名曲「This Is Me」に鼓舞されている
キアラ・セトルの歌う「This Is Me」は、第90回アカデミー賞で歌曲賞にノミネートされた。ヒゲを持つ女性レティ役のセトルが「言葉の刃で傷つけるなら 洪水を起こして溺れさせる/勇気がある 傷もある ありのままでいる/これが私」「見られても怖くない 謝る必要もない これが私」と力強く歌うシーンは特に圧巻だが、キアラ自身も楽曲に励まされていると過去にインタビューで明かしたことがある。
「歌のテーマに毎日もがいていて、この曲を聴くたびに自分が信じているものや正しいこと・正しくないことに戦える力をもらえている。私を前進させてくれている」と話していた。

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