坂口憲二、渋さ増して帰ってきた！ 「最後から二番目の恋」でまた会える日がくるなんて…

小泉今日子・中井貴一がダブル主演する「最後から二番目の恋」は、「ビーチボーイズ」「ちゅらさん」などの岡田惠和が脚本を手掛け、鎌倉を舞台に大人の恋愛模様や人生の機微を描く人気ロマンチック＆ホームコメディ。2012年に第1期、14年に第2期が放送された。

テレビ局プロデューサーの千明（小泉）と、鎌倉市役所の公務員・和平（中井）を中心に物語が展開し、前作では48歳（千明）と52歳（和平）の2人合わせて100歳だった。

4月からスタートする「続・続・最後から二番目の恋」は前作から11年が経過。W主演の2人のほか、坂口や内田有紀らオリジナルキャストが集結し、還暦間近の千明と還暦を過ぎた和平の2人を軸に、人生を見つめる物語が展開していく。

坂口は引き続き、自宅を改装した「カフェナガクラ」の店長・長倉真平を演じる。和平の弟であり、内田演じる万理子とは双子、千明の元彼でもある。家事全般をそつなくこなす明朗快活なキャラクターだ。

1999年に「ベストフレンド」でドラマデビューした坂口は、医療ドラマ「医龍 Team Medical Dragon」シリーズ（2006・2007・2010・2014年）が代表作。ほかにも「ダブルス～二人の刑事」（2013年）で体を張ったアクションを披露し、伊藤英明と絶妙なコンビネーションを見せるなど、着実に俳優のキャリアを歩んできた。

2012年に身体に異変を感じたことで病気が判明し、俳優業を断念せざるを得ない状況に。重症化すると歩行も困難になる厚生労働省指定の特定疾患「特発性大腿（だいたい）骨頭壊死（えし）症」の治療に専念するため、2018年からは芸能活動を無期限で休止していた。

活動休止中はセカンドキャリアとして焙煎士を選び、千葉・九十九里浜に面す大網白里に拠点を置くコーヒーブランド「The Rising Sun Coffee」をスタート。また、2014年に一般女性と結婚し、現在は3人の子どものパパでもある。

役者としては、2023年に「風間公親－教場0－」（フジテレビ系）で復帰。物語中盤から木村拓哉演じる風間公親の“裏のバディ”となる刑事役で9年ぶりの演技を見せた。

さらに2024年には土曜プレミアム「ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル」のひとつのエピソードで主演したり、2025年2月にボルボXC90のアンバサダーに就任したり、徐々に活動の場を増やしていた。

等身大でリアルな心情が丁寧に描かれ、どこか希望が持てるような内容に引き込まれる「最後から二番目の恋」シリーズ。

公式サイトでは坂口の「11年振りの連続ドラマレギュラーということで不安もありましたが、中井さん小泉さんをはじめとする共演者の皆さんと現場スタッフの皆さんに助けていただいています。いま絶賛撮影中ですが、久しぶりに実家に帰って来たような思いの中で日々楽しく過ごしています。病気を抱えながらも結婚して、幸せに過ごしている真平の今にもご期待ください！」というコメントも紹介されている。

4月期新月9ドラマ「続・続・最後から二番目の恋」で坂口のどんな姿が見られるのか、今から期待しておこう！