子どもの頃、スニーカー文庫の『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』を愛読していた筆者が、今回は『機動戦士ガンダム ジークアクス(Gundam GQuuuuuuX)』についてネタバレ・考察・展開予想をお届けします。
ガンダムシリーズはアニメ・小説・マンガと幅広く触れてきましたが、実のところ“熱狂的ファン”というほどではありません。たとえば『ポケットの中の戦争』を観たのは20年以上前で、正直なところ細かい内容はあまり覚えていないほどです。
また、本記事の考察は取材に基づくものではなく、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』を一度鑑賞したうえでの、あくまで筆者個人の感想です。
解釈に誤りがあるかもしれませんが、同じくガンダムを愛する一人として、あたたかい目で楽しんでいただけると幸いです。
『ガンダムジークアクス』をどこで見れるのか、配信サービスを探している人はこちらの記事を参照してください。


『ガンダムジークアクス』のネタバレ・考察・結末予想 マチュの正体は消えたララァ・スン?
最終更新日:2025年04月01日
制作舞台裏の考察 伏線が回収されない可能性
私は編集者として、長年にわたり雑誌やWebメディアの制作に携わってきた。時には大ヒット雑誌やサービスの立ち上げに関わることもあった。そして、私自身も『Popteen』というメジャー雑誌で編集長を務めた経験がある。
そんな数多くのクリエイティブの現場に携わってきた制作者の一人として、今回は『ジークアクス』という作品の制作舞台裏を勝手ながら考察してみたい。
世間で「大ヒット作」と話題になる作品の裏側で、実際の制作現場が大混乱に陥っている。そんな「あるある」は、物作りの現場にいる者の視点からすれば珍しくない。スピルバーグやヒッチコックのような天才を除けば、大ヒットというものは多くの場合、偶然の産物だ。マーケットの歪みに偶然ぴたりとはまり、制作陣の予想を超えるブームが巻き起こる(ガンダムのファーストだって当初は打ち切りとなった作品だ)。
実際、私が『Popteen』の編集長を務めていた頃、みちょぱや藤田ニコルがあれほど人気者になるとは想像していなかった。ただ、「この子たちは今、光っている」と直感的に感じ、目の前の部数を伸ばすために、彼女たちを雑誌の中心に据えただけだった。
つまり、大ヒットとは「狙って作れるもの」ではなく、ある種の「歪み」から生まれるものである。そして『ジークアクス』も、企画初期にはまったく異なる方向性だった可能性があると私は考えている。
たとえば、「ガンダムに乗る女子高生・マチュが、戦いを通じて“大人になるとはどういうことか”を知る」――そんな成長物語として始まったのではないか。
鶴巻和哉監督のデビュー作『フリクリ』のように、思春期特有のイライラや葛藤、そしてロックでパンクな現実に直面しながら主人公が成長していく。そうした青春ストーリーだったのかもしれない。事実、テレビ版『ジークアクス』は全12話構成と公表されており、『ガンダム』シリーズとしては異例の短さだ(通常は40~50話が一般的。短いもので機動新世紀ガンダムXが39話、機動戦士ガンダム 水星の魔女が24話がある)。
鶴巻監督が、短い尺の中でも行間で魅せることに長けているとはいえ、12話で宇宙戦争という壮大な物語を描き切るのは容易ではない。つまり本作は、スタジオカラーが『ガンダム』に挑むにあたって、「戦争アニメ」ではなく「青春アニメ」として新たな可能性を探る試みだったのではないか。
そこで、物語の舞台に宇宙世紀を選ぶならば、「正史で起こり得たかもしれない別の世界線」をベースにした遊び心を加えたい。それが、「アムロ・レイがガンダムに乗らなかった一年戦争」という「もしも」の物語=パラレルワールドの発想だ。
この「もしも」の設定自体はシリーズ初ではない。たとえば『機動戦士ガンダム サンダーボルト』も、正史には登場しないサイコ・ザクがア・バオア・クー戦に投入されるなど、異なるニュータイプの可能性が描かれている。
私が勝手に想像するに、企画の初期段階ではこんな会話が交わされていたのではないか。
「今回のガンダムは、女子高生の成長物語ってことでいきましょう」
「いいですね。ゲーム的な要素を入れて、子どもから大人まで夢中になるカードバトル風にすると、ビジネス的にも広がりが出そうです」
「なら、モビルスーツ戦もペアで行うバトル形式にして、戦争じゃなくバトルにフォーカスしてみません?」
「いいですね! でもせっかく宇宙世紀を描くなら、アムロがガンダムに乗らなかったというif設定をベースにしてみては?」
「おもしろい! 冒頭5分でその事実を描いてしまえば、ファースト世代の視聴者も引き込めますよね!」
きっと、そんな感じで『ジークアクス』の企画はスタートした――はずだった。
しかし、脚本にガンダム好きとして知られる庵野秀明が関わったことで、事態は変わった。冒頭5分で描く予定だった「もしも」の一年戦争が、天才・庵野のイマジネーションによってどんどん膨らみ、とても5分では収まらなくなった。結果、40分を費やすことになる。
とはいえ、全12話という構成は企画段階で決まっており、これ以上話数を増やすことはできない。むしろ、話数を増やせば増やすほど、庵野秀明という天才の手により全100話になる勢いで膨れ上がってしまいそうだった。
困り果てた制作陣が思いついたのが、「先行劇場版」という形式だったのではないか。テレビ放送に先駆け、物語の序盤3話分を劇場で先行公開し、その中で「ifの世界」を描き切る構成に変更したのである。
もし私が制作担当だったら――
「庵野さん、40分ですからね! 絶対に守ってくださいよ!」と、面倒くさそうな顔をされながらも、必死でスケジュールを守ってもらおうとしていたに違いない。
こうして想像していくと、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』に残された多くの謎は、おそらくテレビ放送では完全には明かされないまま終わる可能性が高い。その場合、数年後に「すべての伏線を回収する劇場版」が制作されることになるだろう。
テレビ版は、あくまでマチュという一人の少女の成長を描く物語にとどまり、鶴巻監督のテンポのよい演出とともに、シンプルながらも疾走感のある作品になると私は期待している。
この考察は、巷にあふれる『ジークアクス』の深読みや伏線解釈を一度ぶち壊すような内容かもしれない。しかしそれもまた、一つの「世界の真実」から導き出された、別の角度からの考察なのだと受け止めてもらえたら幸いである。
消えたシャア・アズナブルがクワトロ・バジーナになった可能性は?

『ジークアクス』では宇宙世紀0079年・一年戦争末期に、シャアが赤いガンダムと共に原因不明の現象(ゼクノヴァ)に巻き込まれて消失し、そのまま行方不明となっている。
このときシャアは「刻(とき)が見える」という謎めいた言葉を残しており、それ以降U.C.0085年時点でもシャアの姿は確認されておらず、地球圏には存在しないものとされている。
しかし、シャア・アズナブルという存在が物語から完全に退場したままで終わるとは考えにくく、多くのファンは「いずれ物語の重要な局面で再登場するだろう」と予想している。
よく語られる説としては、『エヴァンゲリオン』におけるロボットと人の融合のように、「シャアはガンダムと一体化した」「ガンダムに取り込まれた存在になった」とするものがある。だが……
私自身は別の可能性を想像している。それは、『機動戦士Ζガンダム』に登場したクワトロ・バジーナ(Quattro Bajeena)こそが、『ジークアクス』に登場していた「あのシャア」だった、という説だ。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』(ジークアクス)は、宇宙世紀を舞台にしながらも、「if(もしも)」の世界線を描いた作品である。改変された一年戦争において、シャアはガルマ・ザビを殺しておらず、物語全体を通して穏やかな表情を見せていたのが印象的だった。
もしこの穏やかなシャアがゼクノヴァ(=いわばファーストインパクト)を通じて世界線を越え、正史のファースト世界に迷い込んだとしたらどうだろうか。
そしてもし、「ア・バオア・クー攻防戦」(宇宙世紀0079年12月31日)で、ファースト世界のシャアがすでに死亡していたとすれば……。
『GQuuuuuuX』のタイトルにある「Q」は、クワトロ・バジーナ(Quattro Bajeena)を指しているのではないか? さらに「u」が6つ並ぶタイトルにも意味があるとすれば、それは宇宙世紀とは異なる世界、たとえばアフターウォー(A.W.)を描いたX(『機動新世紀ガンダムX』)につながる何かを暗示しているのかもしれない。
『ガンダムX』のキャッチコピーは「ニュータイプ研究、それが戦争のすべてだった」。
この言葉を、『ジークアクス』に込められたメッセージと重ね合わせて考えてみるのも、おもしろいのではないだろうか。
考察補完:なぜクワトロ・バジーナは最初からニュータイプとして覚醒していたのか?
『Zガンダム』におけるクワトロは、初登場時点ですでにニュータイプ能力を有しており、ニュータイプ専用機である百式を難なく扱っていた。しかし、ファーストのシャアはそこまで明確なニュータイプ能力を発揮していなかった。
もしクワトロがジークアクスのシャアであり、すでにニュータイプ能力を開花させた後に転移したのなら、この矛盾は解消される。
考察補完:クワトロの「諦めの良さ」と「大人びた雰囲気」
『Zガンダム』のクワトロは、ファーストのシャアに比べて妙に落ち着いており、政治や戦争に対する諦観を持っているように見える。特に「自分が指導者に向いていない」と強く主張している点は、ファーストのシャアからの変化が大きい。それを年齢による変化・成長と捉えることもできる。
しかし、『ジークアクス』のシャアは「ガルマを殺さなかったシャア」、つまり人間的に穏やかになったシャアだった。もしもゼグノヴァを経て、より成熟した人格を持つようになり、そのままクワトロとして生きたのなら、この変化にも納得がいく。
考察補完:「刻(とき)が見える」という発言の意味
ゼグノヴァ消失時にシャアが残した「刻(とき)が見える」という言葉が、時空を超える現象に関連していたとしたら?
この台詞が単なるニュータイプ的な覚醒ではなく、「時空を超越する存在としての自覚」を示していたのだとすれば、クワトロ・バジーナが異なる世界のシャアであることの伏線と考えることもできる。
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マチュ=ハマーン・カーンの可能性は?

劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』が公開されると、物語の軸が「もしも一年戦争でジオンが勝利していたら?」という、ファーストガンダムの正史宇宙世紀に対する大胆なパラレルワールド(if)であることが明らかになった。
その直後から、ファンの間では「本作の主人公・マチュは、若き日のハマーン・カーンなのではないか?」という予想が飛び交い始めた。特に注目されたのが、彼女の髪色と年齢設定だ。
まず、年齢の符合である。U.C.0085年時点でマチュ(アマテ)は高校生、つまり17〜18歳と見られる。一方、ハマーン・カーンも宇宙世紀0067年1月10日生まれで、U.C.0085年には18歳。この点で両者の年齢は一致している。
次に髪色とパイロットスーツのデザイン。マチュの髪色はハマーンと完全に同一ではないが、明らかに近い色味が設定されており、視覚的に重ねて見える。また、彼女が着用するパイロットスーツは白とピンクを基調としており、ハマーンの搭乗機・キュベレイのカラーリングを想起させる。
さらにユニークな考察としては、名前の由来に関する説がある。マチュというバトルネームが、ハマーンの両親、父・マハラジャと母・レイチェルの名前から一文字ずつ取られたのではないかというものだ。すなわち「マ(マハラジャ)」+「チュ(レイチェルの“チェ”)」=マチュ、というわけである。
ここに筆者なりの視点を加えるなら、「U.C.0085年の舞台そのものが、『ジークアクス』内のもう一つの並行世界である可能性が高い」という点だ。『GQuuuuuuX -Beginning-』の一年戦争パートはファーストガンダムと同じテイストで描かれているが、U.C.0085年になると、明らかに作画のタッチが変化している。
この変化は、ゼクノヴァによって「別の宇宙世紀」が生まれ、そこにいる人々もまた『-Beginning-』の世界線とは異なる人物であるという設定を示唆していると考えられる。そう捉えると、ハマーン・カーンとマチュの作画タッチが異なることにも自然な説明がつく。
なお、海外ファンの間では「マチュは実はザビ家の遺児、アリシア・ザビ(『機動戦士Ζガンダム』公式外伝『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ -くろうさぎのみた夢-』に登場)なのでは?」という、さらに踏み込んだ予想もある。
ただし、ここまで符号が重なっていながらも、制作側があえてハマーンを想起させるキャラクターとしてマチュを設計し、ミスリードを誘っている可能性も十分に考えられる。
むしろその線の方が現時点では有力だろう。ファンの考察が盛り上がるよう、意図的に似た設定やビジュアルを用い、大事な真実を隠しているのかもしれない。
テレビシリーズ後半で、「マチュ」の正体が明かされる展開に大いに期待しつつ、今はこの説を「ファン考察のひとつ」として楽しむのがちょうど良さそうだ。
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マチュはララァ・スンであるという考察

多くの考察では「マチュ=ハマーン・カーン」説が主流となっているが、制作側のミスリードの意図を前提とすると、私は「マチュはララァ・スンである」と考えている。
ミスリードさせるということは、そこに何かしら知られたくない何かが潜んでいると考えるのが妥当。
「そんなバカな!」と思われるだろうが、根拠を挙げていきたいと思う。
考察補完:マチュのニュータイプ適性
マチュは作中で「なんかわかった!」と叫びサイコミュを誰から教えられるわけでもなく操る。
またニュータイプだけが感じることが許され、あのシャア・アズナブルが嫉妬したキラキラ空間を漂う力も最初から備えている。
これは『機動戦士ガンダム』において、ララァ・スンがアムロと交信した際の「ニュータイプ同士の共鳴」を彷彿とさせる。
考察補完:ゼクノヴァ=ニュータイプの意識が交錯する空間
ゼクノヴァという現象は次元転移ではなくニュータイプの意識が交錯する「時空の狭間」である可能性がある。
これまでの『ガンダム』シリーズでも、ニュータイプが「死後も意識が残る」ことが何度も描かれてきた(ララァ、フォウ・ムラサメなど)。
もしゼクノヴァが「ニュータイプの魂が再生される場所」だったとしたら? ララァ・スンは『機動戦士ガンダム』でアムロによって命を落とした。しかし、その精神は「ゼクノヴァ」の影響で肉体を持って転生したのではないか?
その結果生まれたのが「マチュ」なのではないか?
つまり、マチュはララァ・スンの生まれ変わりであり、ニュータイプの概念を超えた「進化した存在」なのでは?と考えることもできる。
考察補完:マチュとシュウジの関係=ララァとシャアの関係
作中でシュウジはジオン側の暗号を知っているなど、「謎めいた背景を持つ」ことが描写されている。
もしもシュウジが実は「シャアと何らかの関係がある人物」だったとしたら?
彼はジークアクス世界における「シャアの影」のような存在ではないだろうか?
シュウジはジオンの王族かもしれない。だとすれば、彼はララァにとってシャアに似た存在。つまり、「マチュ(ララァ)とシュウジ(シャア)」の関係性がもう一度繰り返されている可能性がある。
男女のニュータイプ同士の関係は『ガンダム』シリーズにおいて悲劇的な終わりを迎えることが多い。特にファーストに関連するニュータイプは、幸せに過ごしているところを見たことがない。その多くが悲劇的な死を迎えるか、ニュータイプ同士精神的にはわかり合いながらも、現実ではすれ違ってしまったことに苦悩しながら生きていく。
ファーストにおける「ニュータイプにおける男女の悲劇」を今回の制作メンバーが変えることはありえる。ifの世界線を描く以上、男女のニュータイプが幸せになっても良い。そんな世界線を描こうとするなら、マチュとシュウジの関係が、実はララァとシャアが結ばれる幸せな世界線だってこともありえるのではないか。
シャリア・ブルとララァ・スンの関係性は?

『ジークアクス』の世界では、ララァ・スンは登場せず、その役割を事実上シャリア・ブルが担っている。
宇宙世紀の正史において、シャリア・ブルは一年戦争中に戦死したニュータイプの兵士である。しかし本作では生存しており、U.C.0085時点で中佐に昇進。シャアの失踪を追う任務に就いている。
一方、正史におけるララァ・スンは、シャアやアムロにとって「魂の導き手」となる存在だったが、『ジークアクス』には一切登場しない。この改変により、シャアとララァの関係そのものが成立しなくなっている。
この変化によって何が起きたかというと、シャア自身が飛躍的に強化されているのである。
オリジナルの一年戦争では、ニュータイプとして覚醒したアムロとララァの魂の共鳴から取り残されたシャアは、自らを「ニュータイプのなり損ない」とまで蔑むに至った。
しかし『ジークアクス』ではシャア自身がニュータイプとして目覚め、ビット兵器を自在に操るまでに成長している。もはや、ララァの補助を必要とせず単独でニュータイプ戦を戦い抜く存在として描かれているのだ。
『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』劇中では、シャアがビット兵器を駆使して戦闘を展開。ララァの力を借りることなく、アムロ級のニュータイプとして描かれている新たなシャア像が提示されている。
そしてこの進化を支える存在こそがシャリア・ブルである。彼はシャアとバディを組み、新戦術「M.A.V.(マヴ)」をともに考案。シャアの右腕として活躍する重要なポジションに就いている。
正史ではわずかな登場にとどまっていたシャリア・ブルだが、『ジークアクス』では「灰色の幽霊」と呼ばれるエースパイロットへと成長し、シャア不在の5年間もニュータイプ部隊を率いてきた。
つまり、シャアにとっての相棒は、正史ではララァだったが、『ジークアクス』ではシャリア・ブルへと置き換えられている形だ。
では、ララァ・スンの存在は完全に消されたのだろうか? 劇中の描写を見る限り、シャアとララァが出会った形跡はなく、人間関係としての接点はゼロと見てよい。だが、物語の中には幽霊のように差し込まれるララァの面影が確かに存在している。
象徴的なのが、シャアがゼクノヴァに巻き込まれる直前に発した「刻(とき)が見える」という言葉である。
これはもともと、ララァがアムロに語った印象的な台詞だ。つまり、存在していないはずのララァの言葉を、シャア自身が口にすることで、その影が物語の中に立ち上がる仕掛けとなっている。
また、「シャロンの薔薇」といったキーワードにも、どこかララァを彷彿とさせる柔らかく幻想的なニュアンスが込められているように感じられる。
このように「ララァがいないこと」そのものが物語の空白として機能しており、その空白を埋める形で新たな役割を与えられたのがシャリア・ブルだと考えられる。
シャリア・ブルとララァ・スンが直接的に関係している描写はないが、『ジークアクス』という作品においては、「ララァがいない世界でシャリアが台頭した」という構図が明確に存在する。
結果として、シャアにとっての導き手がララァからシャリア・ブルへと置換された。そう捉えることで物語上の役割の継承という観点からも、二人のポジションは間接的にリンクしていると言えるだろう。
シュウジはジオン王族? ジオンの暗号を使う少年の正体

本編でマチュと行動を共にする謎の少年シュウジは、多くの謎を秘めた存在である。
彼はスペースコロニーの外壁をはじめ、さまざまな場所にグラフィティを描いて回っており、その絵には何らかの「暗号」が仕込まれているようにも見える。
中でも有力なのが、「ニュータイプを集めるための暗号」であるという説だ。つまり、シュウジはニュータイプ能力者を探しているのではないかという推測である。
また一部では、この暗号がジオン公国に由来する符牒なのではないかという意見もある。これが事実であれば、シュウジはジオン側の人間である可能性が高まる。
さらに踏み込んだ考察としては、シュウジが「ジオン王族」、すなわちザビ家やダイクン家の血を引いているのではないかという説も存在する。名前こそシュウジ・イトウと日本風だが、彼の素性は一切明かされておらず、各コロニーを流浪するうちに、警察とジオン軍の双方から追われる身となっている。
そのため「何かしらの正体を隠しているのではないか」と見る向きもある。ただし、現時点でシュウジがザビ家の血筋であるという公式な情報は出ていない。
一方で興味深いのが、劇中で描かれるシュウジとシャアとの奇妙なつながりである。赤いガンダムに搭乗するシュウジは、自分の行動を「ガンダムが言っている」と語るなど、意味深な言動を見せる。
このことから、一部のファンの間では「シュウジはシャアの生まれ変わりではないか」「赤いガンダムに宿るシャアの意志と感応しているのでは」といった説が囁かれている。
また、ファーストシャアの声優・池田秀一氏の名前から、“シュウイチ(秀一)”と“シュウジ(秀二)”の名前が意図的に重ねられているのではないか、という製作側の遊び心を指摘する声もあり、両者が意図的に重ねられている可能性も否定できない。
では、シュウジとは一体何者なのか?
彼がジオンと深く関わっていることはまず間違いないだろう。なぜなら、シャア専用の赤いガンダムを所有し、さらに地球連邦から奪取されたとみられるスペースランチ(脱出艇)まで所持しているからだ。
これだけ一年戦争中の遺物を保持している人物が、単なる民間人である可能性は極めて低い。
想定されるシナリオとしては、以下のようなものが挙げられる:
1:ジオンのニュータイプ部隊に関与していた人物で、戦後に身を隠していた。
2:ザビ家、もしくはダイクン家の隠し子で、ジオン残党によって匿われていた。
3:シャアと何らかの形で接触し、その遺志を継いで行動している。
劇中では、カムラン・ブルームの台詞として「シャアはジオン・ダイクンの忘れ形見だ」という噂が戦後に流布していたことが語られるが、それに対してコモリ准尉は「都市伝説だ」と一蹴している。
とはいえ、このような会話が挿入されていること自体、「血筋」が物語の鍵を握る可能性を示唆しているとも読み取れる。
結論として、シュウジがジオン王族であるかは明らかではないものの、ジオンと深い縁を持つ存在であることは間違いないだろう。
さらに連邦も彼を追っていることから、彼が国家規模の秘密を握っている可能性すらある。
今後のテレビ放送で、シュウジの過去やガンダムに乗る理由が明かされていくにつれ、その正体も明らかになっていくはずだ。
アムロ・レイはクランバトルの主催者? ジオンのエースパイロットになっている?

アムロ・レイは本作には登場せず、行方不明として扱われている。また、現時点では「クランバトル」との直接的な関わりも見られない。『ジークアクス』の世界観においては、一年戦争でアムロがガンダムに搭乗することはなく、物語の序盤で退場している設定となっている。
ただし、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の劇中で、フラウ・ボゥが乗る車がアムロの自宅と思われる場所へ向かっているシーンが描かれており、アムロの存在そのものは示唆されている。また、父親であるテム・レイも存命であることから、アムロも戦火を生き延びている可能性は高いと考えられる。
一方、クランバトルとはU.C.0085年のサイド6で流行している非合法のモビルスーツによる決闘競技であり、本作の主人公・マチュたちも次第にその渦中へ巻き込まれていく。このクランバトルは、難民街にあるジャンク屋「カネバン有限公司」が主催する地下競技で、現時点ではアムロが関与している描写は見られない。
むしろ、シャアの赤いガンダムを巡って、ジオン公国軍とサイド6の軍警察による追跡劇が繰り広げられており、その混乱の中でクランバトルが行われているというのが実態である。アムロ自身がこの事態に関与している兆候は一切なく、仮に生存していたとしても、彼がこの裏で暗躍しているとは考えにくい。
一年戦争でガンダムに乗ることがなかったアムロは、一般人として平穏な人生を歩んでいる可能性が高く、そうであるならば、戦後の混乱に自ら関与する理由もないだろう。
ただし、ひとつの仮説として父テム・レイがジオン側の技術者として活動しており、そのもとでアムロが助手を務める中でテストパイロットとしての経験を積み、やがてニュータイプとして覚醒する、という展開も想像できなくはない。その結果、一年戦争後の「シャアなきジオン」で、アムロがニュータイプ部隊の新たなエースパイロットとなっている可能性もあるのではないか。
もしそうであれば、ジオン軍のノーマルスーツに身を包み、最新鋭のモビルスーツで宇宙を翔けるアムロの姿が、どこかで描かれるかもしれない。
ゼクノヴァという言葉の意味は?

「ゼクノヴァ」とは、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』において発生した謎の現象を指す名称である。
一年戦争末期、シャアが搭乗する赤いガンダムのサイコミュが暴走し、要塞ソロモンの一部とともに光とともにシャアが突如として消失する事件が起きた。後にこの不可解な現象は「ゼクノヴァ」と呼ばれ、作品内における最大の謎の一つとなっている。
語源的に見ると、「ゼクノヴァ」という言葉は宇宙世紀に存在していた用語ではなく、本作『GQuuuuuuX』において新たに登場した造語である。
「Nova」はラテン語に由来し「新星」「爆発的な輝き」といった意味を持つ。また英語では「新しい」というニュアンスも含まれる。
一方、「Zek」の部分は明確な意味が示されていないが、ドイツ語で「6」を意味する「sechs(ゼクス)」を連想させる。この点から、「GQuuuuuuX」に含まれる6つの“u”との関連性を見出すことも可能である。
劇中では、ゼクノヴァによって発光現象と共に物質が消失しているが、その原理については科学的に解明されていない。キシリア・ザビはこの件について、「グラナダの地下に保管されていた『シャロンの薔薇』の消失が関与している」と語っている。
つまり、ゼクノヴァとはサイコミュ技術、ニュータイプ現象、そして後述する謎のオブジェクト「シャロンの薔薇」が絡み合った、極めて特異な事象であると言える。
シャアがゼクノヴァで消える時に会話していた相手は?

シャアがゼクノヴァに巻き込まれて消失する際、「刻(とき)が見える」と呟く。
この言葉は、『機動戦士ガンダム』(ファーストガンダム)第41話において、ララァ・スンがアムロに語りかけた「ああ、アムロ。時が見える」と同一のものであり、シャアが誰かあるいは何かとニュータイプ的な交信をしていたことを示唆している。
では、その交信相手は誰なのか。
筆者は、ゼクノヴァ発生時に生じた強力なサイコミュ共鳴によって、シャアの意識がパラレルワールドのララァと交錯した可能性があると考える。
実際、劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』において、戦闘中のマチュが目にしたきらめく世界から聞こえた声は、「ララァ」と発しているようにも聞こえる。
ゆえに、ゼクノヴァ発生の瞬間にララァの意識が一瞬、垣間見えたという解釈は十分に成り立つ。
「シャロンの薔薇」の意味

「シャロンの薔薇」は劇中でキシリア・ザビの口から語られる謎めいたキーワードである。彼女はゼクノヴァ現象について言及する際、「グラナダの地下に保管されていた『シャロンの薔薇』が消失したことが関与している」と語っている。
ゼクノヴァがサイコミュの暴走による現象だとするならば、ララァ・スンとの関連を疑うのが自然だが、劇中ではそのような直接的なヒントは与えられていない。
「シャロン」という名にはさまざまな由来が考えられる。たとえば、ギリシア神話に登場する「カローン(Charon)」は死者の魂を冥界へと運ぶ船頭であり、死後のララァの魂がゼクノヴァを通じて現世に干渉しているという構図と重ね合わせることができる。
また、冥王星の衛星「カロン」は常に冥王星に寄り添い光を反射し続ける存在である。それは、かつてアムロやシャアに大きな影響を与えたララァの在り方とも響き合う。
さらに、「シャロンの薔薇」という言葉は聖書に登場するシャロンの平原(理想郷)に咲く薔薇として、純潔や希望の象徴とも解釈される。
つまり、この言葉は「戦争と死のただ中にあっても、希望や癒し、そして人と人とが理解し合おうとする精神性」を象徴するメタファーとも言える。
ララァはニュータイプとして覚醒することで、「人と人がわかり合える可能性」を示した存在であった。その想いは死後もなお、サイコミュを介して拡散されジオンの戦士たちに「魂の記憶」として受け継がれている。そう考察することができる。
「シャロンの薔薇」は戦場においてララァという存在がいかに神話化され、理想化され、さらには政治的に利用されているかをも浮き彫りにしている。
もはやそれは一人の女性の魂ではなく「戦争に意味を与えようとする人間たちの幻想」となっているのかもしれない。
だが同時に、その幻想こそが絶望の中にある兵士たちに希望を与え物語を動かす原動力にもなっている。
「シャロンの薔薇」が示すものが、ニュータイプそのものなのか、あるいは特定のモビルスーツなのか、もしくは特定の人物を指すのか。その解釈によって意味は変わってくる。
しかし、おそらくそれは「ララァに紐づく何か」であるという点において、多くの視聴者の直感もまた一致しているのではないだろうか。
ジークアクスに登場するメカデザインがリファインされている理由

『ジークアクス』では、お馴染みのモビルスーツや艦艇がデザインを一新(リファイン)して登場している。たとえばザクやムサイといった見慣れた機体も、スタジオカラーのテイストを取り入れた独自のアレンジが施されている。
このデザイン変更には、制作上の理由と劇中世界の設定、その両面からの意味があると考えられる。
制作上の理由
本作はサンライズとスタジオカラーによる共同制作であり、メカデザインには庵野秀明監督や山下いくと氏が関わっている。
そのため、エヴァンゲリオンに通じるスタイリッシュなフォルムや、独自のメカ解釈が随所に盛り込まれていると見てよいだろう。
「ファーストガンダムのデザインをそのまま使うのではなく、もしも異なる歴史をたどった世界ではどうなるか?」
そんなIF(もしも)の世界を、視覚的にも表現するために、既存メカを現代風にアップデートしていると考えられる。
劇中世界の理由
『ジークアクス』では、一年戦争の歴史が正史とは異なるかたちで進行しており、それに伴ってモビルスーツ開発の系譜も分岐している。
シャアがガンダムを奪取したことでジオン側の技術発展が加速し、連邦側のV作戦も予定通りには進まなかった。
たとえば、連邦のRX計画は頓挫し、その代わりにガンキャノン系の量産化が進行(白い軽装型のガンキャノンが登場)したり、ジオン側ではビグ・ザムの量産型開発が本格化するなど、技術進化の流れそのものが大きく変化している。
さらに、劇中にはブラウ・ブロに酷似した試作モビルアーマー「キケロガ」が投入されるなど、馴染みのある機体が異なる発展系として登場している。
これらは単なるデザイン変更ではなく、「この世界ではこのように進化した」というパラレルワールド特有の歴史の枝分かれを示しており、作品に遊び心とリアリティを与えている。
このように、メカデザインのリファインは「パラレルワールド感」を演出する上で不可欠な要素である。
リアルな理由としては、新規コラボ制作陣による美的センスの反映があり、物語内の理由としては、歴史改変によって技術の進化系譜そのものが変化した結果だと捉えることができる。
シュウジが持っている連邦軍の脱出艇スペースランチの意味

シュウジの隠れ家には、地球連邦軍の脱出艇「ランチ(スペースランチ)」が置かれており、彼はその中で生活しているように見える描写がある。
この小型艇はファーストガンダム終盤でホワイトベースのクルーが脱出する際に使用した脱出艇と同型のものであり、『ジークアクス』の世界にも、当時と同じデザインのまま登場している。
制作上の意図
『ジークアクス』では、物語の前半と後半でキャラクターデザインや作画のテイストが変化している。しかし、この「ランチ」だけは前半の世界観からそのままの姿で後半にも登場する。
この演出は、「世界線のつながり」を示唆する重要なビジュアルとして機能している。1979年当時のデザインを忠実に再現したランチは、まさにタイムカプセルのような存在だ。
その結果として、「このランチはファーストガンダムの世界からやってきたものではないか?」という想像を観客に喚起し、物語にさらなる深みと考察の余地を与えている。
物語上の伏線
シュウジがこのランチをどこで手に入れたのかは、劇中では明かされていない。しかし、連邦軍の軍用艇を個人が所有しているという状況は、非常に異例だ。
考えられる可能性としては、戦場からの漂流物を回収した、あるいは誰かから託された、などがある。
一部のファンの間では「シュウジは1stガンダムの正史世界から、このランチに乗って『ジークアクス』の世界に迷い込んできたのではないか」という大胆な考察も語られている。
実際、彼は家族を持たず一匹狼のように振る舞い、時代遅れの金貨を持ち歩き、どこにも属さず社会と距離を置いて生きている。
その姿はまるで「別の世界から来た異物」のようでもあり、ランチという乗り物が、彼の世界を超える移動を象徴しているようにも感じられる。
シュウジが赤いガンダムを所有している理由

シュウジが搭乗する赤いガンダム(型式番号:g-MSα)は、元々シャア・アズナブルが一年戦争時に奪取・改修した機体である(※同型の双子機が存在する可能性も否定はできない)。
この機体が、5年後のU.C.0085に突如再び姿を現し、シュウジがそれに乗って登場するという展開は、劇中においても大きな謎として描かれている。
では、なぜシュウジはこの赤いガンダムを所有し、乗りこなすことができているのか?
物語内の事実を整理すると、以下のようになる
・赤いガンダム(いわゆるシャア専用ガンダム)は、U.C.0079のゼクノヴァ現象とともに、シャアと共に行方不明になった。
・U.C.0085、サイド6のイズマ・コロニーにてこのガンダムが突如として姿を現す。
・シュウジはこの機体に乗って登場し、警察やジオン軍からの追跡を受けながらバトルに身を投じている。
この状況から、シュウジは当初から赤いガンダムを所持していた、もしくは何らかの経緯で入手、あるいは託されたと考えられる。
考えられる可能性
一つの仮説はゼクノヴァ発生時にシャアと共にガンダムが消失し、時空のどこか、たとえばサイド6付近に転移。その後、シュウジが偶然それを発見・回収したというもの。
もう一つは、シャア本人、あるいはシャアの「意志」が何らかの形でこのガンダムをシュウジに託した、という展開である。
劇中でシュウジは、この赤いガンダムを「俺のガンダム」と呼ぶかのように扱っており、それはまるで最初から自分の所有物であるかのような振る舞いにも見える。
そのため、シュウジはかつてこの機体に深い縁を持っていた人物なのではないか、という可能性も考えられる。
たとえば
・彼の家族が、連邦・ジオンいずれかの開発計画に関わっていた。
・シュウジ自身が、技術者の子どもとしてその機体に関与していた。つまり、彼が「異なる世界線」のアムロ・レイなのではないか、という大胆な仮説も成り立つ。
もしシュウジが異世界から来た人物であるならば、元の世界でもこのガンダムに乗っていた、もしくは関係していた過去があり、現在の世界でも自然に「所有している」という感覚なのかもしれない。
いずれにしても、この赤いガンダムとシュウジの関係は、物語の鍵を握る要素のひとつであることは間違いない。
戦争の拡大と今後の展開予測

最後に、今後の展開について予測しておきたい。
ここで述べるのはテレビ版アニメの展開予測ではなく、『ジークアクス』というシリーズ全体の今後を見据えた考察として読んでほしい。
一年戦争はジオン公国の勝利によって終結したが、戦争そのものが完全に終わったとは言い難い。地球連邦政府は休戦を受け入れたものの、その後も連邦残党によるレジスタンス活動やジオン内部での権力闘争が続いている。
このような状況を踏まえると、物語は再び新たな戦火へと向かっていく可能性が高い。
以下に、予測されるいくつかの展開を挙げてみたい。
1. ジオン公国内の内戦
ギレン・ザビとキシリア・ザビの兄妹関係には、正史と同様に確執がある様子が描かれている。一年戦争中、シャアによる粛清を受けかけたキシリアは、おそらく生き延びており、戦後もギレン派とキシリア派の暗闘が続いていると考えられる。
たとえば、グラナダなどの強硬派(ギレン派)と、ニュータイプ部隊を抱えるキシリア派(シャリア・ブルら)が目指す方向性が食い違えば、ジオン帝国内での権力闘争が激化し、やがては内戦へと発展する可能性もある。
さらに、ガルマ・ザビ(成長したガルマが一流の指揮官として振る舞う姿を見られるかもしれない)の去就や、マ・クベなど他のザビ家残党の動向も絡み、ジオン同士の戦争が勃発する展開も十分に考えられる。
2. 地球連邦レジスタンスの蜂起
敗北した地球連邦にも、反撃の機会をうかがう勢力が存在しているはずだ。地球上や各サイドで散発的に活動している旧連邦軍人たちが、やがて組織化され抵抗運動を展開する可能性がある。
彼らがジオン支配下の地域でテロやクーデターを起こせば、それをきっかけに再び戦火が広がるだろう。
さらに、『機動戦士Ζガンダム』に登場した「ティターンズ」のような極右組織が、宇宙で新たに結成される展開も想定される。物語の主軸がサイド6から地球や他のサイドに移れば、「連邦vsジオン」の第2ラウンドが始まるかもしれない。
3. 新勢力の登場
アクシズ(小惑星基地)や木星船団など、正史で後に重要となる勢力が、この世界でも独自の動きを見せる可能性がある。
たとえば、アクシズからハマーン陣営が帰還し、「ネオ・ジオン戦争」が勃発する。または、シャリア・ブルの出自とされる木星圏から特殊部隊が登場し、物語に新たな軸が加わる、といった三つ巴・四つ巴の戦いも予想される。
4. ニュータイプ戦争の本格化
戦争の行方を左右する存在として、ニュータイプ能力者たちが前面に押し出されていくのは、もはや必然と言える。
シャリア・ブルの部隊、そしてシュウジやマチュといった若きニュータイプたちが戦争の拡大とともに否応なく戦いの最前線に立たされる展開も十分にあり得る。
たとえば、シャリアがシャア捜索任務を解かれジオン内戦に投入される。また、シュウジやマチュが所属するカネバン有限公司が、連邦レジスタンスと共闘する流れになることも想定される。
総じて、今後予想されるのは、「局地的な小競り合い」が「全面的な大戦争」へと発展していく流れだ。
現在、サイド6で起きている事件(赤いガンダムを巡る騒乱やクランバトル)は一見小規模に見えるが、それらが宇宙全体を巻き込む新たな戦乱の火種となる可能性がある。
たとえば、赤いガンダムの争奪戦が発端となり、サイド6とジオン軍が武力衝突。中立が崩壊し、休戦状態が終わりを告げる――という展開も十分にあり得る。
さらに考慮しておきたいのは、庵野秀明作品らしい「戦争の本質」への問いかけである。
『エヴァンゲリオン』的な視点で「歴史を改変しても、戦争は繰り返される」という皮肉なメッセージが込められるとすれば、どんなに意志を持っても、争いの連鎖は止められないという結末もまた想定される。
その場合、宇宙世紀0085年から再び本格的な戦争が始まり、ゼクノヴァ級の奇跡や惨劇が繰り返される可能性もあるだろう。
いずれにせよ、戦争の火種は各所に残されたままだ。本作がこの先どこまでを描くかはまだ不明だが、少なくともジオン勝利後の世界が平穏無事に終わることはない。
ファンとしては、再び大規模なモビルスーツ戦が描かれる展開を期待するとともに、歴史の歪みが最終的にどのような形で収束していくのか、その行方を見届けたいところだ。
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