2026年2月6日(金)から22日(日)まで、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが開催されます。イタリアの雄大な雪山を舞台に、日本代表「TEAM JAPAN」の熱戦が繰り広げられます。
本記事では、大会の視聴方法と平野歩夢選手をはじめとする注目競技のスケジュールをわかりやすくご紹介します。
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックはどこで見れる? 見逃し配信を無料で視聴する方法
最終更新日:2026年02月05日
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックを見る方法
2026年2月6日から22日にかけて開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピックは、地上波以外では「TVer」と「NHK ONE(旧NHKプラス)」のみで視聴可能です。
両サービスともリアルタイム配信に対応し、放送後は1週間の見逃し配信を予定しています(※最大2週間配信される場合もあります)。この2つのサービスを利用すれば、ほぼ全ての競技を無料で視聴できます。
Netflix・Amazonプライム・ビデオなどでは配信なし
オリンピックを放送できる権利は、NHKと民放各局が共同で組織する「ジャパンコンソーシアム(JC)」が独占的に買い取っているので、「U-NEXT」や「Amazonプライム・ビデオ」などの動画サブスクで配信される可能性は極めて低いです。
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの見どころ
日本代表のメダルラッシュが期待される主要3競技(スノーボード、フィギュア、スキージャンプ)について、スケジュールと熱い見どころを深掘りしました。
イタリアとの時差(日本が8時間進んでいる)の影響で、「深夜から早朝」にかけての決戦が多くなります。寝不足必至ですが、歴史が動く瞬間を見逃せません。
スノーボード:平野歩夢は骨折から連覇への「命」を懸けた挑戦
日本のスノーボード界のエース、平野歩夢選手(27)が、開幕直前に大きな試練に見舞われました。北京2022での金メダル獲得後、4大会連続の五輪出場と連覇を目指していた平野選手でしたが、2026年1月17日、スイス・ラークスで開催されたワールドカップ第5戦の決勝で負傷しました。
オリジナルトリックを繰り出す途中でバランスを崩し、約7メートルの高さから硬い雪面に激突。板が折れ曲がるほどの衝撃で顔面から流血し、「複数箇所の骨折と打撲」という重傷を負いました。
しかし、平野選手は負傷からわずか数日後、全日本スキー連盟を通じて「あとは自分らしい滑りをするだけ。今持てる力を出し切りたい」とコメント。2021年の東京五輪(スケートボード)と北京五輪を半年で両立させた経験を持つ彼にとって、この困難も乗り越えるべき壁の一つです。
中学3年生でソチ五輪銀メダルを獲得して以来、常に限界に挑戦し続けてきた平野選手。満身創痍の状態でハーフパイプに挑む姿は、地元・新潟県村上市をはじめ、世界中の人々に勇気を与えることでしょう。
種目(男子ハーフパイプ)
| 日程(日本時間) | |
|---|---|
| 予選 | 2月12日 (木) 3:30〜 |
| 決勝 | 2月14日 (土) 3:30〜 |
【男子ハーフパイプ】かつてない「日本勢の身内争い」
今大会、最大のライバルは「日本人」です。戸塚優斗選手や平野流佳選手ら、W杯で表彰台を独占するほど日本勢のレベルが上がりすぎています。
北京で平野歩夢選手が成功させた「トリプルコーク1440」は、今やトップ選手には必須。平野選手がさらにその先、「トリプルコークの連続」や「回転数の増加」に踏み切るかどうかが最大の見どころです。
フィギュアスケート:坂本・鍵山「新時代の王座へ」
今大会のフィギュアは、日本勢が「全種目メダル」を狙える最強の布陣です。特に男子シングルの鍵山優真選手は、イタリアの名手カロリーナ・コストナー氏をコーチに迎え、表現力が劇的に進化。地元イタリアの観客を味方につける演技ができるかが鍵です。
| 種目 | 日程(日本時間) | 注目選手 |
|---|---|---|
| 団体戦 決勝 | 2月9日 (月) 4:55〜 |
日本チーム全選手 |
| 男子シングルSP | 2月10日 (火) 17:30〜 |
鍵山優真 |
| 男子シングルFS | 2月12日 (木) 18:00〜 |
佐藤駿 / 三浦佳生 |
| 女子シングルSP | 2月17日 (火) 17:45〜 |
坂本花織 |
| 女子シングルFS | 2月19日 (木) 18:00〜 |
千葉百音 / 中井亜美 |
| ペアFS | 2月15日 (日) 深夜〜 |
りくりゅう |
【男子】「4回転の神」vs「トータルパッケージの日本」
アメリカのイリア・マリニン選手が、人類で唯一成功させている「4回転アクセル」を武器に異次元の得点を狙ってきます。対する日本の鍵山優真選手は、ジャンプの美しさとスケーティングで、演技構成点(表現力)での逆転を狙う構図です。
また、佐藤駿選手や三浦佳生選手ら、4回転を複数回跳ぶ「爆速・高難度」の若手がどこまで世界を驚かせるかも注目です。
【女子】「坂本花織の独走」を誰が止めるか
世界女王・坂本花織選手に対し、アメリカ勢(アリサ・リュウら)が表彰台を狙ってきますが、日本も千葉百音選手や中井亜美選手といった、高い技術と美しさを兼ね備えた若手が「日本勢ワンツーフィニッシュ」を狙える位置にいます。
スキージャンプ:小林・高梨「伝統の地で飛翔」
会場となる「ヴァル・ディ・フィエンメ」は、風の読みが難しい難所。経験豊富な日本勢に有利かもしれません。エース小林陵侑選手だけでなく、二階堂蓮選手ら若手の台頭も著しいです。「鳥人」と呼ばれる小林選手が、再び五輪の舞台で完璧なテレマークを決める瞬間に期待しましょう。
| 種目 | 日程(日本時間) | 注目選手 |
|---|---|---|
| 女子ノーマルヒル | 2月8日 (日) 2:45〜 |
高梨沙羅 |
| 男子ノーマルヒル | 2月10日 (火) 1:00〜 |
小林陵侑 |
| 混合団体 | 2月11日 (水) 0:45〜 |
ー |
| 男子ラージヒル | 2月15日 (日) 0:45〜 |
ー |
【女子】歴史が動く「ラージヒル」初採用
今大会から女子でも「ラージヒル」が新種目として採用されました。これまでより遠くへ(140m級)飛ぶ迫力あるシーンが見られます。
また、長年ジャンプ界を支えてきた高梨選手が、新種目も含むこの大舞台でどんな集大成を見せるか。世界ランク1位のニカ・プレヴツ(スロベニア)ら強豪との戦いは必見です。
オリンピックの歴史における転換点となる大会
2026年2月6日から22日に開催されるミラノ・コルティナ冬季オリンピックは、単なるスポーツの祭典ではありません。近代オリンピックの歴史における転換点となる大会です。
イタリアでの冬季五輪開催は、1956年コルティナ・ダンペッツォ、2006年トリノに続き3度目。本大会は、国際オリンピック委員会(IOC)が提唱する改革ビジョン「オリンピック・アジェンダ2020+5」を、構想段階から完全実施する初の冬季大会として注目されています。
1956年から2026年への架け橋
ミラノ・コルティナ2026は、70年前の1956年コルティナ・ダンペッツォ大会との深いつながりを大切にしています。
1956年大会は、冬季五輪史上初めてテレビ生中継が実現した記念すべき大会でした。また、イタリア人アルペンスキーヤーのジュリアナ・チェナル・ミヌッツォが、女性として初めてオリンピック宣誓を行った歴史的な舞台でもあります。
2026年大会は、この歴史的遺産を現代に受け継いでいます。聖火リレーでは、1956年の開会式からちょうど70年目となる2026年1月26日にコルティナ・ダンペッツォへ聖火が到着するよう設計されており、過去と現在をつなぐ感動的な演出が予定されています。
開会式:「調和」をテーマにした革新的な演出
2026年2月6日、ミラノの名門スタジアム「サン・シーロ(ジュゼッペ・メアッツァ)」で開会式が行われます。テーマは「Harmony(調和)」。
演出を担当するのは、16回ものオリンピックセレモニーを手がけてきたマルコ・バリッチ氏。「都市と自然」「伝統と未来」「芸術と革新」の対話を、壮大な物語として表現します。
史上初の「分散型開会式」
今回の開会式は、従来とは全く異なる形式で行われます。サン・シーロでのメインイベントと同時に、コルティナ・ダンペッツォ、リヴィニョ、プレダッツォなど各競技会場でも選手パレードやイベントを開催。全ての会場がリアルタイムでつながり、すべてのアスリートが開会式の感動を共有できる画期的な試みです。
2つの聖火台が同時点灯
オリンピック史上初めて、2つの聖火台が同時に灯されます。ミラノの「平和の門(Arco della Pace)」とコルティナの「ディボーナ広場(Piazza Dibona)」に設置される聖火台は、レオナルド・ダ・ヴィンチの幾何学模様から着想を得たデザイン。イタリアの知性と創造性の象徴となります。
出演者には、マライア・キャリー、アンドレア・ボチェッリ、ラウラ・パウジーニといった世界的アーティストが名を連ね、ファッション界の巨匠ジョルジオ・アルマーニへのオマージュも予定されています。
閉会式:世界遺産で紡がれる「動く美」
2月22日の閉会式は、ヴェローナの古代ローマ円形闘技場「アレーナ・ディ・ヴェローナ」で開催されます。世界遺産を舞台にしたオリンピックセレモニーは史上初。2000年の歴史を持つ石造りの舞台で、現代のスポーツの祭典が幕を閉じます。
テーマは「Beauty in Action(動く美)」。スポーツのダイナミズムを芸術的な美しさで表現します。舞台デザインは「一滴の水」から着想を得ており、雪や氷といった冬季競技の根源である水の循環を象徴しています。
中心を担うのは、世界的バレエダンサーのロベルト・ボッレ氏。彼の優美な身体表現と古代アレーナの荘厳な雰囲気、最新のデジタル技術が融合し、2030年開催地のフランス・アルプスへバトンをつなぐ感動のフィナーレが繰り広げられます。
聖火リレーはイタリア全土を繋ぐ12,000キロの旅
2025年11月26日にギリシャ・オリンピアで採火された聖火は、12月4日にローマに到着。その後、イタリア全110県を巡る12,000キロの壮大な旅を続けています。
クリスマス(12月25日)
ナポリで祝祭を迎え、人々の団結を祈願
元旦(1月1日)
バーリで新年を迎え、世界に平和のメッセージを発信
70周年記念(1月26日)
1956年大会の聖火台があったコルティナに到着。当時出場した3人の元オリンピアンが聖火を灯す
最終到着(2月6日)
ミラノのナヴィリ地区やガエ・アウレンティ広場を経由し、サン・シーロの開会式会場へ
聖火台のデザインは、レオナルド・ダ・ヴィンチの解剖学的知見に基づいた「開閉する動的な構造」。イタリアの技術と芸術の融合を体現しています。
よくある質問
- ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックはどこで観られる?
- 「TVer」と「NHKプラス」で同時配信ならびに見逃し配信が行われます。
- ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの開催期間は?
- 2026年2月6日 (金) から2月22日 (日) まで。イタリア北部の都市ミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催されます。