2026年3月22日、映画『探偵はBARにいる』シリーズ最新作の製作が発表されました。タイトルは『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』。前作から9年の時を経て、大泉洋と松田龍平のコンビが帰ってきます。
メガホンを取るのは、『凶悪』『孤狼の血』シリーズ の白石和彌監督。公開は2026年12月25日に決定しました。
この記事では作品の基本情報からシリーズの歩み、製作発表会見で語られた主演・監督の生の言葉までまとめて解説。さらに『探偵はBARにいる』の過去作が配信でどこで見られるのかも調査しています。
探偵はBARにいる4作目『BYE BYE LOVE』9年ぶり新作公開決定|大泉洋・松田龍平・白石監督コメントまとめ【2026年最新】
最終更新日:2026年03月25日
9年ぶり新作!『BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる』基本情報
タイトル・公開日・スタッフ情報
| タイトル | BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる |
|---|---|
| 公開日 | 2026年12月25日(金) |
| 監督 | 白石和彌 |
| 脚本 | 古沢良太 須藤泰司 |
| 原作 | 東直己『探偵は吹雪の果てに』 (ススキノ探偵シリーズ/早川書房) |
| 出演 | 大泉洋 松田龍平 ほか |
| 製作 | ©2026「BYE BYE LOVE 探偵はBARにいる」製作委員会 |
| 作品概要 | 本作の舞台となるのは、シリーズでおなじみの北海道・札幌「すすきの」にあるバー"ケラーオオハタ"だ。「バーの名前は?」と検索する人も多いが、このバーが探偵(大泉洋)の拠点であり、事件の起点となっている。 |
ストーリー概要・あらすじ
メインタイトル「BYE BYE LOVE」が示すのは、「ほろ苦い、大人の恋の結末」だ。ある日、バー"ケラーオオハタ"に一本の電話がかかってくる。「ある人に、手紙を届けてほしいの」。その声は、かつて探偵が心から愛した女・純子(キャスト未発表)のものだった。
奇妙な依頼をきっかけに、探偵と高田(松田龍平)は大きな陰謀へと巻き込まれていく。シリーズ初となる「探偵自身の過去と恋愛」が物語の核心に据えられた、これまでと一味違う新作だ。
探偵はBARにいるとは? シリーズの歩みと人気の理由
原作と映画化の経緯
「探偵はBARにいる」シリーズの原作は、札幌在住の作家・東直己による「ススキノ探偵シリーズ」(早川書房)だ。主人公は名前のない"探偵"。すすきののバーに入り浸る、酒好きで女性に弱い便利屋で、依頼をきっかけに毎回事件に巻き込まれるハードボイルドミステリーとして人気を博した。
今作の原作は、シリーズ中でも特に評価の高い『探偵は吹雪の果てに』(2001年)。脚本は、第1作からシリーズ全作を担当してきた古沢良太が続投する。
>> 『探偵は吹雪の果てに』はこちら
過去3作の歴史と受賞実績
| 作品 | 受賞・評価 |
|---|---|
| 探偵はBARにいる (2011年) |
第24回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 日本アカデミー賞優秀賞(第35回) |
| 探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点(2013年) |
日本アカデミー賞優秀賞(第37回) |
| 探偵はBARにいる3 (2017年) |
日本アカデミー賞優秀賞(第41回) |
シリーズ3作すべてが日本アカデミー賞優秀賞を受賞しており、エンタメ映画でありながら業界からの評価も高い。第1作から数えると、15年以上にわたって支持され続けているシリーズだ。
なお、テレビドラマ版と混同されることも多いが、本シリーズは映画シリーズの第4弾であり、ドラマとは別の作品となっている。
大泉洋・松田龍平が語る! 製作発表会見コメントまとめ
2026年3月22日、東映東京撮影所No.17stで行われた製作発表会見。劇中衣装で登壇した大泉洋・松田龍平・白石和彌監督の3人が、新作への想いを語った。
9年ぶりの再会について──大泉洋コメント
大泉洋はまず、この役への変わらぬ愛着を語った。
大泉「懐かしいと同時に、私は相変わらずこの役が好きなんだなと思って、楽しく過ごしています」
9年ぶりの再会について聞かれると、すぐさま松田龍平からツッコミが飛んだ。
松田「なんで9年間も空いたんですか? 僕はいつでも準備万端でしたよ」
大泉「いろいろな事情があったのですが、なんで君にそんなこと聞かれなきゃいけないの!」
このやりとりが始まった瞬間、会場は笑いに包まれた。9年間のブランクを感じさせない、"探偵と高田のコンビ"がすでにそこにあった。松田龍平との共演については、こう語っている。
大泉「(松田は)やっぱり独特の雰囲気感が楽しいです。役への個性的なアプローチがあるから、面白いですよね」
さらに松田龍平の"台本事情"についても暴露した。
大泉「(松田は)たぶん、台本も読んでない。話していると、全然噛み合わないときがあるんですよ(笑)」
これに対し松田の返答は一言。
松田「異論はないです(笑)」
高田役への想いと化学反応──松田龍平コメント
松田龍平は久々の現場を振り返り、こう語った。
「久々にお会いしましたが、やっぱり面白い人だなと思いました。大泉さんの周りでは常に笑いが起こっていて。僕もそれを受けつつ芝居ができればと思ってましたし、結構スッと役に入れましたね」
さらに、このシリーズにおける大泉洋の存在の大きさを率直に明かした。
「このシリーズに出演するにあたって、僕は大泉さんがいないと逆に不安になってしまっていて(笑)。なのである意味、大泉さんの探偵が起爆剤でもあるんですよね(笑)」
高田というキャラクターについての自己分析も面白い。
「探偵に2歩先を歩いてもらって、そこについていく高田がいるっていう距離感なんです(笑)」
シリーズへのリスペクト──白石和彌監督コメント
監督として初めてこのシリーズを手がけた白石和彌は、まずふたりへの敬意を語った。
「いつもは自分で世界観を作っていくのですが、このシリーズではおふたりが作り上げる世界観に入らせていただいて、楽しんでいました」
また、撮影地でのロケについてはこう振り返った。
「どこの場所で撮影を行っても、各所の皆様が『ぜひ』と歓迎してくださるんです。そういった人気は間違いなくこれまでの3作で培ってきたものですし、改めてシリーズのすごさを感じました」
ふたりの芝居の化学反応については、こう語っている。
「おふたりのアプローチの違いはあるのですが、いざ芝居するとなぜここまで面白くなるのかと。常に回り道している反面、何かを掴んだ瞬間の力は凄まじいんです。そういったところが、このシリーズがたくさんの方々に愛され続ける力なのかなと思います」
今作ならではの見どころ3つ
① 探偵の"過去と恋"──シリーズ初のパーソナルな描写
大泉洋はストーリーの新鮮さについて、このように語った。
「タイトルが表すとおり、探偵の若き日の恋の話なんですよ。これまでにはなかった、探偵の過去が描かれる部分が新しいですよね」
4作通して謎めいた存在だった探偵の内面が、今作で初めて描かれる。ファンにとってはシリーズの集大成ともなりうる一作だ。
② 白石和彌監督が加わって変わったもの
松田龍平は、白石監督ならではの演出について語った。
松田「監督の演出で面白かったのが、それぞれの1シーンが長いなと思って。例えば車を走らせるシーンなんかでも、リアルな様子がより伝わるなと感じたとともに、プレッシャーもありました。そして(大泉さんが)うるさかったですよね(笑)」
大泉洋も白石監督の撮影スタイルを称えた。
大泉「ワンカットワンカット、白石さんが撮るシーンは緊張感があって。監督ご自身は楽しい方である反面、撮る画に隙がなくて、素晴らしいなと思います」
③ 道外ロケ・赤平タワーなど、過去最大規模の撮影
今作では、シリーズ初の「道外ロケ」も敢行された。大泉洋は特に赤平でのロケを印象的なエピソードとして語っている。
「大変だったのは、赤平のタワーでの撮影です。ものすごく寒いですし、激しいアクションなどもたくさんあって。歴史を感じられるようなきれいな景色で、あれをトム・クルーズが見たら、大喜びですよ!」
最後に大泉はこう締めくくった。
「企画立ち上げのプロデューサー、原作の東さん、そして私、さらには白石監督まで北海道出身ということで。あとは松田龍平だけです(笑)。ファンの皆様の期待を裏切らない作品ですし、まだ観たことがない方には、このシリーズのあらたな世界観を堪能していただきたいですね」
過去作品はどこで見れる? 配信状況まとめ
映画『探偵はBARにいる』シリーズの配信状況
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Netflix | ◎ 過去作すべて配信 |
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U-NEXT | ◎ 過去作すべて配信 |
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Amazon プライム・ビデオ |
◎ 過去作すべて配信 |
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| Hulu | ◎ 過去作すべて配信 |
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TELASA | ◎ 過去作すべて配信 |
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Lemino | × |
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FODプレミアム | × |
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ディズニープラス | × |
※最新の配信状況は各サービスの公式サイトを確認してください。
原作小説「ススキノ探偵シリーズ」について
映画の原作となっているのは、東直己の「ススキノ探偵シリーズ」(早川書房)だ。第1作の映画原作『探偵はBARにいる』をはじめ、今作の原作となった『探偵は吹雪の果てに』(2001年)など、複数の作品が刊行されている。
すすきのの雰囲気と探偵のキャラクターをより深く楽しみたい人は、あわせて原作小説も手に取ってみてほしい。
【2026年12月25日】すすきのの探偵が帰ってくる
9年ぶりに帰ってきた探偵と高田のコンビ。会見でのやりとりを見れば、ブランクなどまったく感じさせない。「BYE BYE LOVE」というタイトルが示す切なくてほろ苦い恋の物語が、白石和彌監督の手でどう描かれるのか。12月25日の公開を楽しみに待ちたい。
過去作を先に見たい人は、ぜひ配信サービスで第1作からチェックしてほしい。