数ある動画見放題サービスの中には、アニメに特化したものがあります。その中でもドコモの『dアニメストア』とソフトバンクの『アニメ放題』はサービス内容が似ており、加入の際に迷う人も多いはず。

そこで今回は料金や特徴、収録作品のジャンル、機能など様々な面から『dアニメストア』と『アニメ放題』を比較していきました。

・月額料金
契約日・解約日に関わらず、毎月1日~末日までの1か月分の料金が発生します。
別途通信料その他レンタル料金等サービスによっては別料金が発生します。

・見放題作品数
見放題対象外コンテンツがあります。

・先行配信
地上波TV放送(BS放送・CS放送は除きます)よりも早く視聴できる作品、または、地上波TV放送後、
他社が提供している国内の動画配信サービス(定額制・非定額制含む)よりも早く視聴できる作品。
配信時期についての詳細はdアニメストアHP等よりご確認ください。

・初回初月料金無料
初回31日間無料(31日経過後は自動継続となり、その月から月額料金全額がかかります。)

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全巻セットまとめ買いのチャンス! 6月30日まで50%OFF

dアニメストア・今月のセット割キャンペーン

出典元:dアニメストア

dアニメストア会員はもちろん、会員ではない方も対象のセット割キャンペーンが開催!

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セット割キャンペーン・対象作品一例

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  • ダンジョン飯:5,093円(通常10,186円)
  • 2.5次元の誘惑:6,051円(通常12,121円)
  • 杖と剣のウィストリア!:2,475円(通常4,950円) など

キャンペーン対象は、アニメ化された人気作品が30作品以上 2024年3月7日までの配信分が対象である点などに注意が必要です。

「dアニメストア」「アニメ放題」を項目別に比較!

dアニメストアとアニメ放題の公式サイト

『dアニメストア』は、月額550円で5,700作品以上、『アニメ放題』は月額440円で4,600作品以上が見放題のサービスです。

動画配信サービスの中でも屈指のアニメ作品数とコストパフォーマンスの良さが魅力の両社を比較していきましょう。

  dアニメストアのアイコン
dアニメストア
アニメ放題のアイコン
アニメ放題
月額 550円 440円
アニメ作品数 5,700本以上 4,600本以上
無料期間 初月 1か月
特徴 電子書籍やグッズも買える
声優イベントの配信も見られる
ドコモ払い対応
月額料金が安い
同時視聴ができる
ソフトバンクまとめて支払い対応
DL 対応 対応
画質 SD/HD/フルHD SD/HD
同時視聴 不可 最大2台

※各情報は2024年2月時点のものです

ラインナップや機能面の比較詳細は後述していますが、簡単にまとめると以下のようになります。

作品の豊富さや画質などを重視するなら「dアニメストア」、月額料金の安さと同時視聴できることを重視するなら「アニメ放題」といった結果になっています。

「dアニメストア」「アニメ放題」の比較まとめ

  • 月額料金:アニメ放題優勢!
  • 作品数:dアニメストア優勢!
  • 新作・放映中アニメラインナップ:引き分け
  • その他の配信ラインナップ:引き分け
  • 動画再生プレイヤー性能:引き分け
  • 画質:dアニメストア優勢!
  • 機能比較:dアニメストア優勢!

こだわりがないときはどっちにすべき?

こと最新作のラインナップについては、ほとんど優劣はありません。両サービスとも放送日翌日には視聴可能だと考えておきましょう。

一方、コアな作品や旧作などは作品数が豊富な「dアニメストア」が優勢です。

電子書籍やグッズが買えたり、声優さんのイベント配信も視聴できるところも魅力なので、迷ったら「dアニメストア」がおすすめです。

新作・放映中アニメラインナップ:引き分け

続いて、『dアニメストア』と『アニメ放題』には作品数以外にどんな違いがあるかを紹介していきます。

『dアニメストア』の「2019年秋アニメ配信ラインナップ」、『アニメ放題』の「TVオンエア」ページ

▲『dアニメストア』の「2019年秋アニメ配信ラインナップ」、『アニメ放題』の「TVオンエア」を参照に比較。

深夜アニメの新作はほぼ互角。『dアニメストア』がコア層向け、放送時期で差を付ける

配信作品の違いを見てみると、『dアニメストア』はショートアニメや実写・ラジオなどコア向けなコンテンツで差を付けており、一方『アニメ放題』は定番ファミリーアニメの「名探偵コナン」を配信しています。

深夜アニメに関してはラインナップ的にはほぼ同じです。

『dアニメストア』の新作配信スケジュール

▲『dアニメストア』では見放題最速、地上波先行などの配信スピードの速さを売りにしている。


ただ配信時期的な差が付いており、『dアニメストア』では「見放題最速」や「地上波先行」といった情報を積極的に公開しています。

その他の配信ラインアップ:引き分け

では新作・放映中以外のアニメのラインナップはどうでしょうか? 詳しく調べてみると、新作アニメと同じような傾向が見られました。

カテゴリーに違いが。『dアニメストア』は実写、『アニメ放題』はファミリー・キッズ

新作・放映中のアニメでは『dアニメストア』がコア向け、『アニメ放題』がファミリー向けの作品を配信しているように、全体の配信作品を見ても同様の傾向が見られます。

そもそもカテゴリー(ジャンル)に違いがあり、『dアニメストア』には「2.5次元舞台」「ライブ/ラジオ/etc.」のカテゴリー、『アニメ放題』には「ファミリー・キッズ」のカテゴリーが用意されています。

『dアニメストア』と『アニメ放題』のカテゴリー選択画面

▲『dアニメストア』は「2.5次元舞台」と「ライブ/ラジオ/etc.」のカテゴリーがあり、『アニメ放題』は「ファミリー・キッズ」のカテゴリーがある。

『アニメ放題』にも「声優・舞台」カテゴリー(スマホのみ選択可)がありますがそちらは54作品に対し、『dアニメストア』の「2.5次元舞台」と「ライブ/ラジオ/etc.」を合計すると162作品と、3倍もの差を付けています。

『dアニメストア』は深夜アニメが豊富で、対象年齢層が高め

『dアニメストア』では実写・ラジオコンテンツ以外にも、メジャー作品から知る人ぞ知る作品まで幅広く網羅されています。特に深夜アニメにこの傾向が強く、『アニメ放題』にはなくて、『dアニメストア』にはある作品がたくさん。

総じて家族で集まって観るより、10代後半以上のアニメ好きが観るのに適した作品が集まっています。

代表例1。『マクロス』と『ガングレイヴ』

▲ロボットアニメの定番「マクロス」シリーズから、ハードボイルドの渋さが光る「ガングレイヴ」まで、マニアも納得のラインナップ。

代表例2。『ひだまりスケッチ』と『帰宅部活動記録』

▲日常系アニメの代表作「ひだまりスケッチ」や、カルト的な人気のある「帰宅部活動記録」など美少女アニメも豊富。

『アニメ放題』はファミリー・キッズのほか、レトロ作品にも強い

一方『アニメ放題』はカテゴリーにもある通り、ファミリー・キッズ向け作品が『dアニメストア』より豊富な傾向があります。

他には1960年代~1980年代制作のレトロな作品でも、『dアニメストア』にはなくて『アニメ放題』にはあるタイトルが多数。『dアニメストア』とは対照的に、ファミリー層を重視している事が見受けられます。

代表例1。「名探偵コナン」と「それいけ!アンパンマン」

▲「名探偵コナン」「それいけ!アンパンマン」など、世代を超えて人気のアニメの充実ぶりが『アニメ放題』の強み。

代表例2。「アタックNo.1」と「美味しんぼ」

▲懐かしアニメの「アタックNo.1」や「美味しんぼ」を観られるのも『アニメ放題』だけ。

ただし例外もあり

一つ覚えておきたいのは、上記の例はあくまで傾向であり、例外もあるという事。『dアニメストア』でしか観られないファミリー・キッズアニメもあれば、『アニメ放題』でしか観られない深夜アニメもあります。

代表例3。『クッキングパパ』と『ゆゆ式』

▲たとえば「クッキングパパ」は『dアニメストア』でしか観られず、「ゆゆ式」は『アニメ放題』でしか観られない。

配信作品は加入の大きな決め手になるので、どんなアニメがあるかできれば事前に一度チェックしておくのがおすすめです。

動画再生プレイヤー性能:引き分け

アニメを観ている時にお世話になる動画再生プレイヤー。これの使い勝手も意外と大事。両社の性能を見比べてみましょう。

スマホ版の比較

dアニメストア アニメ放題
連続再生
繰り返し再生 -
30秒戻し/送り
画質選択 可能 可能
OPスキップ -
再生速度変更 1.0倍~2.0倍 0.6倍~1.8倍
音質変更 - -
バックグラウンド再生 -
縦持ち/横持ち 両対応 両対応
エピソード選択 -
ダウンロード 2台以上(※) 1台まで

※対応デバイスやご視聴条件など詳しくはdアニメストアのホームページをご確認ください。ダウンロードはWi-Fiを利用して行うことをお勧めします。一部作品はダウンロード対象外となります。 

PC版の比較

dアニメストア アニメ放題
連続再生 -
繰り返し再生 -
30秒戻し/送り -
画質選択 可能 自動
OPスキップ -
再生速度変更 0.5倍~2.0倍 -
音質変更 -

※『アニメ放題』はSilverlightプラグインが必要(対応ブラウザはInternet Explorer、Safari)

『dアニメストア』は多機能、『アニメ放題』はシンプル

『dアニメストア』は基本的な機能に加え、繰り返し再生、OPスキップ、PC版の音質変更、スマホ版のバックグラウンド再生など、細かい機能が備わっているのが特長です。対してアニメ放題は必要な機能を絞ったシンプルな構成に。

『dアニメストア』のプレイヤー画面

▲一気見に便利な連続再生とオープニングスキップを搭載した『dアニメストア』。

『アニメ放題』の動画再生プレイヤー画面

▲『アニメ放題』では独自機能としてエピソード選択があり、プレイヤーを閉じずに好きなエピソードに飛べる。

ダウンロードは『dアニメストア』が便利

動画のダウンロードは両社ともできますが、『アニメ放題』は一度に1台まで(ダウンロード後48時間経過後に2台目以降可能に)と制限があります。対して『dアニメストア』ではいつでも2台以上の端末でダウンロードが可能です。

画質比較:dアニメストア優勢!

アニメを視聴するうえでは画質も気になりますね。両社が公表している画質のデータを比較してみましょう。

『dアニメストア』と『アニメ放題』のQ&Aページ

▲『dアニメストア』の「画質・データ量について」、『アニメ放題』の「よくあるご質問」を参照。

画質の比較

dアニメストア アニメ放題
スマホ版 最高:24分あたり約840MB
高:24分あたり約480MB
中:24分あたり270MB
低:24分あたり110MB
最低:24分あたり70MB
高画質:1GBあたり約0.5時間分
低画質:1GBあたり約4.5時間分
最低画質:1GBあたり約12時間分
PC版 最高:24分あたり約840MB
高:24分あたり約580MB
中:24分あたり480MB
低:24分あたり220MB
最低:24分あたり110MB
スマホ版と同じ?

スマホ版で比べると『アニメ放題』は画質、『dアニメストア』は通信量に優れる

両社のスマホ版の最高画質を比べると、『dアニメストア』は「24分あたり約840MB」、『アニメ放題』は「1GBあたり約0.5時間(約30分あたり1GB)」。『アニメ放題』の方がよりデータ量が使われており、画質が上と考えられます。

反面『dアニメストア』はデータ量が少ない分通信量が少なめになります。これは画質を取るか、通信量を取るかの好みが分かれるところです。

『dアニメストア』はPCで観ると画質が向上

『dアニメストア』ではPC版での画質も公表されています。最高画質のフルHDで「24分あたり840MB」となり、『アニメ放題』とほぼ互角に。PCで固定回線を使えば、通信量を気にする必要もありません。

なお『アニメ放題』ではスマホとPCの画質の違いについて言及されていないため、スマホ版と同様と考えられます。

機能比較:dアニメストア優勢!

視聴履歴やお気に入りなどの機能があると、アニメを探す時に便利ですね。機能面を比較してみましょう。

両社の主な管理機能

dアニメストア アニメ放題
・視聴履歴
・続きから再生
・気になる(ブックマーク)
・ランキング
・マイリスト
・コンプリート記録
・声優フォロー
・視聴履歴
・続きから再生
・お気に入り(ブックマーク)
・ランキング

ヘビーユーザーに嬉しい機能が満載の『dアニメストア』

両社とも視聴履歴、続きから再生、ブックマーク、ランキング機能がありますが、『dアニメストア』はさらに踏み込んだ作り。

最終回まで見終わったアニメを確認できる「コンプリート」や、お気に入り作品をカテゴリー分けして管理できる「マイリスト」など、痒い所にまで手が届いています。

『dアニメストア』の「コンプリート」画面

▲筆者イチオシが「コンプリート」機能。最終回まで観たアニメがアルバムのように少しずつ記録されていくのが楽しい。

『dアニメストア』の声優フォロー機能

▲「声優フォロー」もファンには嬉しい。フォローした声優さんの出演作品が配信開始されると、通知を送ってくれる。

『dアニメストア』のマイリスト

▲「マイリスト」では自分でカテゴリーを作って、お気に入り作品を振り分けられる。

その他注目点

ほかにも両社で見逃せないサービスが盛りだくさん。使わなければ損と言えるものばかりです。

『dアニメストア』は好みの作品を教えてくれる

『dアニメストア』では視聴履歴に応じたおすすめ作品を、「あなたにおすすめ」として作品を紹介してくれます。また「おすすめアニメ診断」もあり、自分に合った作品を探しやすくなっています。

『dアニメストア』あなたにおすすめ

▲たとえばコメディ、美少女系を中心に観ているとこんな感じに作品をピックアップしてくれる。

『dアニメストア』のおすすめアニメ診断

▲初回登録時に行う「おすすめアニメ診断」。下記リンクから何度でも診断可能。

診断はこちらから
おすすめアニメ診断

『アニメ放題』はユニークな特集が豊富で、新しい作品と出会いやすい

『アニメ放題』、『dアニメストア』共に「いま話題の注目作」「こんなお姉ちゃんが欲しかった!?」など特集が組まれていますが、一度に組まれる特集が『dアニメストア』が2~3種類程度に比べ、『アニメ放題』は14種類ほどと突出しています。いままで気づかなかった新しい好みが見つかるかもしれませんね。

『アニメ放題』の特集ページ

▲アプリのホーム画面をスクロールすると個性的な特集がズラリ。思いもよらぬアニメと出会えるかも。

『dアニメストア』にはリクエスト機能あり

『dアニメストア』では専用のリクエストフォームがあり、作品追加の要望を送りやすくなっています。レスポンスも良好で、リクエストの結果配信開始された作品を「リクエストに応えました」として告知しています。

『dアニメストア』の[リクエスト]ボタンの場所

▲サイト(アプリ)を一番までスクロールすると、リクエストページへのリンクがある。

リクエストに応えました

▲リクエストは実際に配信作品に影響している模様。観たいアニメがあったらどんどん送ってみると良し。

『dアニメストア』はファンに嬉しいきせかえ機能付き

『dアニメストア』には着せ替え機能があり、用意されたテーマを選ぶ事でページのデザインを変えられます。中には人気アニメのテーマもあり、雰囲気を好きなアニメ一色に彩れます。

『dアニメストア』できせかえした結果

▲「はるかなレシーブ」のテーマにきせかえした様子。壁紙が変わり、キャラクターのアイコンも追加される。

『dアニメストア』きせかえテーマ選択画面

▲たくさんのきせかえテーマが用意されているので、お気に入りのアニメのテーマがあったら使ってみよう。

アニメが充実している4社を比較

では他サービスの料金や作品数はどうでしょうか?『アニメ放題』『dアニメストア』に加え、『バンダイチャンネル』、アニメ以外も観られる総合型動画配信サービスの『U-NEXT』、料金の安い『Amazon プライム・ビデオ』を比較してみましょう。

アニメ本数
(見放題のみ)
月額料金
(税込)
レンタル 無料期間
dアニメストア 5,700本以上 550円 31日間
アニメ放題 4,600本以上 440円 - 31日
バンダイチャンネル 2,500本以上 1,100円 最大1ヶ月
U-NEXT 5,200本以上 2,189円 31日
Amazon
プライム・ビデオ
非公開 月600円 30日

※2024年2月時点のデータです

『dアニメストア』は月額550円で5,700作品以上、『アニメ放題』は4,600作品以上と、月額費用に対して見放題のアニメが非常に多いことがわかります。

『バンダイチャンネル』も全体のレンタル作品を含めれば5,000を超えます。特にサンライズ作品が豊富であるところが魅力です。

総合的に強い『dアニメストア』、ライト層向けの『アニメ放題』

『dアニメストア』と『アニメ放題』を比較した結果、『dアニメストア』は深夜アニメに特化しており、実写・ラジオなどよりコアなコンテンツにも強いという事がわかりました。機能面も豊富で、アニメ好きには嬉しい機能が満載。総合的には『dアニメストア』が充実しています。

対して『アニメ放題』はファミリー・キッズ・レトロアニメが多く、機能面もシンプルに厳選されており気軽に楽しみたいライト層向け。

配信作品を中心に見比べてみて、どちらを利用するか検討してみてください。

アニメ放題 初回1ヵ月無料

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