山田孝之主演で伝説のカルト的コミックが実写化！ Netflixシリーズ「国民クイズ」製作決定

最終更新日：2025年01月28日

パラレルワールドの日本を舞台にした杉元伶一（原作）・加藤伸吉（作画）による伝説のカルト的コミック「国民クイズ」が、Netflixシリーズとして山田孝之主演で実写化されることがわかった。山田は圧倒的な人気を誇る国民クイズ司会者・K井K一を演じる。

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「国民クイズ」とは？

1993年から1995年までモーニング（講談社）で連載され一度は入手困難となったものの、ファンからの熱い要望で復刻版（太田出版）が発行された漫画が「国民クイズ」だ。

日本国憲法で定められた最高機関「国民クイズ」に勝つとどんな願いでも政府に叶えてもらえる一方、負けるとさまざまな罰則や過酷な労働が待ち受けている。そんな究極のデスゲームで司会を務めるK井K一は、高いパフォーマンス力をもって人々を熱狂させていた。だが、国民クイズの崩壊を狙う組織とK井K一が接触すると、新たな狂乱が巻き起こる。

『国民クイズ』©杉元怜一・加藤伸吉／太田出版

主演の山田は脚本制作にも携わる

脚本制作にも携わったという主演の山田は「2020年くらいにオファーをいただき原作を読みました。40年近く前のストーリーはとても刺激的な内容でしたが、現代に伝えるべきメッセージも多くあると思い出演を決めました」と明かした。

また「原作漫画の面白さ、見るものとしてのエンターテインメント性、それを伝える上でのリアリティーの距離感がとても大切。興奮できて心えぐられる作品をお届けできるよう、一丸となって突っ走ります。危険ですのでついてこないでください」と独特の語りでアピールした。

監督は「あまちゃん」などの吉田照幸

監督は「あまちゃん」「サラリーマンNEO」「鎌倉殿の13人」など国民的ドラマを手掛けた吉田照幸が務める。

吉田監督は「クイズで支配された近未来の日本…流行りのゲームサバイバルのような物語なら断ろうと本をめくると、40年前だけど、現代の病巣をえぐる物語が展開されていました。エッジの効いた内容に（なぜか？）やる気になりました」と制作開始前を振り返った。

また「時代設定がかなり違いますので原作通りとはいきませんが、その精神やエッセンスを大切にNetflix版ならではの『国民クイズ』を作ります。山田さんはじめ素晴らしいキャスト、スタッフが集まりました。ご期待ください！」と自信をのぞかせた。

「国民クイズ」の配信時期など続報に期待！

原作の杉元は過去にも映像化を企画したプロデューサーは何人かいたものの、いずれも断念・撤退・消散したことを明かし、「今回Netflixさんは本気でドラマにするそうです。原作サイドは未だ半信半疑ですが、その意気やよし、面白い作品になることを期待しています」とエールを送っている。

「勇者ヨシヒコ」シリーズや「闇金ウシジマくん」「クローズZERO」をはじめ、さまざまな作品で類まれな演技力を発揮してきた山田が主演するからこそ、より期待が高まる本作。配信時期や他キャストなど、続報に期待したい！