• VOD STREAM
  • 作品
  • アニメ
  • 「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」の秘密に迫る 劇場版が上映開始から14日間で動員100万人突破

ガンダムシリーズ最新作となる日本テレビ系列TVシリーズ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」(読み:GQuuuuuuX=ジークアクス)の劇場先行版「機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-」が2025年1月17日(金)の上映開始から14日間で動員100万人を突破し、大ヒットを記念した舞台挨拶が都内で行われた。

舞台挨拶には主人公アマテ・ユズリハ(黒沢ともよ)が出会う少女・ニャアン役の石川由依や、不思議な少年シュウジ・イトウ役の土屋神葉をはじめ、監督の鶴巻和哉、シリーズ構成・脚本を務めた榎戸洋司らが登壇。新たな「ガンダム」の秘密に迫る意味深なトークセッションとなった。

なお、TVシリーズ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」は2025年4月8日(火)からスタート(毎週火曜24時29分)。

日本テレビ系列での放送となるため、Hulu(フールー)での配信はほぼ間違いないと思います。

動画配信サービスを徹底比較!
【37社比較】動画配信サービスおすすめ人気ランキング サブスク料金の安さ無料期間などを調査

ガンダムシリーズ最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」とは

機動戦士Gundam GQuuuuuuX場面写真

Ⓒ創通・サンライズ

主人公は宇宙に浮かぶスペース・コロニーで平穏に暮らす女子高生アマテ・ユズリハ(通称:マチュ)。マチュは戦争難民の少女ニャアンと出会ったことをきっかけに、非合法なモビルスーツ決闘競技“クランバトル”に巻き込まれていく。

また、主人公の前には宇宙軍と警察から追われる正体不明のモビルスーツ《ガンダム》とパイロットの少年シュウジが現われ、世界は新たな時代を迎えていくことに。

「マヴ」というネーミングの秘密が明かされる

「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の舞台挨拶画像

Ⓒ創通・サンライズ

舞台挨拶では榎戸が、作中の重要な概念であるM.A.V.(通称マヴ)について明かす一幕も。

榎戸は「クランバトルのアイデアとして監督から、2対2で戦うモビルスーツ戦という設定をいただきました。富野由悠季監督が描くニュータイプの概念にもニュータイプというのは1人ではなく、アムロとララァのように対になる存在がいて、そこで精神が交換されて、よりニュータイプの能力が発現していくというのがありますよね。

2人組というのはガンダムの中では意味のある組み合わせだと思いました。そこを分かりやすく、今作ならではの様式になるネーミングないかなと思った時に『マヴ』という言葉がふと思い浮かび、監督に提案したんです。”2人組”を表すのに、戦術的にも日常的にも、バディ以上の言葉として本作ならではの『マヴ』という言葉を作りました」と語った。

今後の注目ポイントはキャラクター同士の関係性

舞台挨拶では、今後の注目ポイントについてニャアン役の石川、シュウジ・イトウ役の土屋ともに「キャラクター同士の関係性」とコメントした。

Ⓒ創通・サンライズ

石川はニャアンというキャラクターを「見た目はクールで、そつなくこなせそうだけど、意外と臆病でポンコツ」と語り、主人公マチュとニャアンの関係性の変化を見てほしいともアピール。

Ⓒ創通・サンライズ

そして、土屋はシュウジを「口数の少ないキャラクター」とした上で、「重要なことは言わせてもらっている」と今後の活躍を予感させるコメントも。さらに「物語を観た人が考える余白が残る作品だと思う」と作品の奥深さをアピールした。

Ⓒ創通・サンライズ

本作『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX -Beginning-』は、『ガンダム』シリーズを手掛けてきたサンライズと、『ヱヴァンゲリオン』シリーズを生み出したスタジオカラーが初めてタッグを組んだ注目作だ。

監督を務めるのは、『ヱヴァンゲリオン新劇場版』シリーズを手がけた鶴巻和哉氏。そして、庵野秀明氏が脚本・デザインワークス・画コンテのスタッフとして参加している。まさに両スタジオの融合が実現した作品といえる。

本作について、出演者の土屋は「物語を観た人が考える余白が残る作品」と評している。これは、これまでのカラー作品が観客に解釈を委ねる手法と共通しているのではないか。

例えば、1995年に放送された庵野秀明原作・監督の『新世紀エヴァンゲリオン』。その結末では、人類補完計画が発動し、シンジが「おめでとう」と祝福されて幕を閉じた。しかし、視聴者には多くの謎が残されたままだった。

人類補完計画とは何だったのか? 使徒の正体とは? 本当にエヴァンゲリオンは存在したのか? すべてがシンジの精神世界の出来事だったのではないか?

こうした曖昧さこそが『エヴァンゲリオン』の魅力であり、観た人に思索を促す要素となった。そして、視聴者それぞれが解釈することで、物語は個々の人生の一部となったのだ。

庵野秀明の作品は、単にストーリーを楽しませるだけでなく、観る人に考えさせ、現実との境界を超えてくることがある。『新世紀エヴァンゲリオン』を観た人が、自らの人生を振り返り新たな視点を得ることこそ、庵野秀明が仕掛けた“人類補完計画”なのではないか。

そして、本作『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX -Beginning-』もまた、観る者に解釈の余白を残す作品になっているのかもしれない。庵野が関わることで、ガンダムという作品がどのように進化したのか、ぜひ劇場で確かめてほしい。

Ⓒ創通・サンライズ

本作は2025年1月17日(金)から全国373館で公開されている。
すでにSNSでは多くの考察が交わされ、「ファーストガンダム」との関連性を示唆する記事も多く発表されている。

あなたも、この“ガンダムノワール”の世界に浸り、自分だけの解釈を見つけてみてはどうだろうか。もしかすると、それはあなた自身の人生を補完する貴重な体験になるかもしれない。

こちらの記事もあわせてチェック!
ガンダムシリーズの動画が見放題! 主要7社の配信作品を比較【宇宙世紀編】
全部わかったら相当な「攻殻機動隊」マニア!? 雑学クイズ17連発!

TAG