2026年からの「Max」での配信を目指して、少なくても7シーズンが作られる予定だというドラマ版のHBOオリジナル「ハリー・ポッター」シリーズ。このたびワーナー・ブラザース・ディスカバリーから、おなじみのキャラクターを演じるキャスト6名が発表に。
マクゴナガル先生やクィレル先生はどことなく雰囲気が似てる? 青白く不健康なイメージのスネイプ先生は黒人俳優で新境地? この記事では、気になるキャストの詳細を、子ども時代にJ.K.ローリングの原作小説を読み込み映画を何周もした筆者が感想混じりにお届け!
※あくまでも配役への感想はハリポタ好きな筆者の私見です。


ちょい複雑な気持ちも ドラマ版ハリポタキャスト6名が発表! あなたは新旧どっち派?
最終更新日:2025年04月15日

キャスト6名はこれだ! マクゴナガル先生やクィレルはちょっと雰囲気が似てるかも?
アルバス・ダンブルドア役:ジョン・リスゴー(画像の左上)
ジョン・リスゴーは、「ガープの世界」「愛と追憶の日々」でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、「ザ・クラウン」のウィンストン・チャーチル役ではエミー賞助演男優賞を受賞するなどした現在79歳の名優。「打ち上げパーティーをする頃には私は87歳くらいになっている」とオファーを受けるときに葛藤もあったようだが、出演を決めたのだとか。
アメリカ人ながら「ザ・クラウン」ではイギリスの政治家ウィンストン・チャーチルを演じており、イギリス英語もきっとお手のもの! 前作のハリー・ポッターのダンブルドアのイメージからそこまで離れた配役でなく、ファン的にもすんなり心に入ってきそう。
ミネルバ・マクゴナガル役:ジャネット・マクティア(画像の上部・中央)
イギリス出身のジャネット・マクティアはロンドンの演劇の名門・王立演劇学校を卒業後、数々の舞台で活躍した実力派女優。2008年にはそれまでの功績を称えて大英帝国勲章を授与されているほど。
猫に変身できるマクゴナガル先生。マクティアのすらりとした首元や目元の雰囲気は、どことなく前作ハリポタでマクゴナガル役だった故・マギー・スミスさんに似ている部分があるかも。
セブルス・スネイプ役:パーパ・エッシードゥ(画像の右上)
2024年からスネイプ役は彼では? と報道されてきたパーパ・エッシードゥが、正式にセブルス・スネイプ役として発表に。スネイプといえば青白い顔やべったりとした黒髪というイメージが強いので、この配役に関してはハリポタに新風を吹かせてくれるものとなるのか、どう転ぶのか注目したいところ。少なくても、今までのスネイプ像とは違った味付けになりそうな予感。
なお、2016年にロンドンで初演された舞台「ハリー・ポッターと呪われた子ども」では、ハーマイオニー役をアフリカ系のノーマ・ドゥメズウェニが演じることにファンから反対の声が上がった過去が。そのときは原作者のローリングが「ハーマイオニーは黒人女性だった可能性もある」として、明確にキャスティングに賛成の考えを明かしていた。
ルビウス・ハグリッド役:ニック・フロスト(画像の左下)
ホラー映画「ショーン・オブ・ザ・デッド」などの代表作があるニック・フロストはウェイターやバーテンダーをへて役者の道に進んだ、イギリスのコメディ俳優のひとり。
前作でハグリット役だった故・ロビー・コルトレーンさんは185cmあった一方でフロストは170cm台前半とそこまで大柄ではないよう。ただ、タレ目やほっぺたのあたりに、魔法動物をこよなく愛し、常にハリーにとっての見方となるハグリットの片鱗をどことなく感じる!
クィリナス・クィレル役:ルーク・タロン(画像の下部・中央)
おどおどした話しぶりで、1話(ハリー・ポッターと賢者の石)の物語の鍵を握る人物であるクィレル先生役には、舞台を中心に活動してきた1996年生まれのイギリス人俳優ルーク・タロンが決定。ハリポタ好きとしては、タロンのビジュアルから第一印象で判断したかぎり、繊細で神経質、常にターバンを巻いたキャラクターのクィレル役がわりとすっとイメージできる!
アーガス・フィルチ役:ポール・ホワイトハウス(画像の右下)
ホグワーツの管理人アーガス・フィルチ役には、「アリス・イン・ワンダーランド」などで知られるイギリスの俳優・コメディアンのポール・ホワイトハウスが決定。魔法使いの子なのに魔力を持たない“スクイブ”という設定のフィルチ。ハリーをはじめ、校則を破る生徒を常に監視する典型的な“嫌なやつ”をどう演じていくのか期待。
なお、実はホワイトハウスには、前作「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」で肖像画のカドガン卿役での出演経験が!
ドラマ版の撮影は2025年夏から、メイン3人のオーディション参加は3万人以上
“10年にわたり続くシリーズ”として制作されるドラマ版のハリー・ポッター。ハリー・ロン・ハーマイオニーのメインキャラクター3名に関しては9歳~11歳の子どもたちを対象にオーディションが行われ、すでに3万人以上が参加したというニュースもあった。さらに2025年夏からは映画版と同じくイギリスのワーナー・ブラザース・スタジオ・リーブスデンで撮影が行われることも発表されている。
映画版「ハリー・ポッターと賢者の石」が2001年製作なので、およそ25年のときを経て、あらたなステージの幕開けとなるハリポタ。ハリーは誰が演じるのかをはじめ、ドラマ版の続報に期待しておきたい。

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