堺雅人・ガッキー・田口淳之介…「リーガル・ハイ」キャストの“あの頃”から今

まずは堺雅人から紹介しよう。堺といえば、「リーガル・ハイ」（2012年、平均視聴率18.4%）では古美門研介という強烈なキャラクターを演じてコメディの才能を発揮し、名台詞「倍返しだ」が強く印象に残る「半沢直樹」（2013年、同29.0%）では社会派ドラマの顔に。名実ともに日本の国民的俳優のひとりだ。

私生活では2013年に映画「大奥〜永遠〜[右衛門佐・綱吉篇]」（2012年）で共演した菅野美穂と結婚し、現在までに一男一女を設けている。

近年は“全員主役級”と謳われる豪華キャストが揃った「VIVANT（ヴィヴァン）」（2023年、TBS）で真の主人公としてその存在感を発揮！ 動画配信サービスのオリジナル作品も台頭するなか、テレビドラマが厳しいといわれる時代にあっても最終回の世帯平均視聴率19.6％という驚異的な数字を叩き出した。

「VIVANT」は2026年に続編も控える。当初からモンゴルロケを行ったり、制作費1話あたり1億円といわれたりスケールの大きな作品であるが、続編ではアゼルバイジャンを新たな舞台として、今年の夏から来年にかけて撮影を行う予定だという。2026年7月クール連続ドラマとして放送され、その後は2026年の冬に映画も公開されるようなので、心待ちにしているファンは多いはずだ。

続いては、「リーガル・ハイ」で黛真知子役を演じた新垣結衣。本作ではそれまでの清純で可愛らしいイメージに加え、時にコミカルで、古美門の毒舌に翻弄されながらも自身の正義を貫く生真面目な弁護士という役どころで演技の幅を広げた。

本作以外にも「コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命」シリーズ（2008年ほか）や「空飛ぶ広報室」（2013年）、「逃げるは恥だが役に立つ」（2016年）など多数の人気作に出演し、私生活では2021年に“逃げ恥”で共演した星野源との結婚を発表した。「逃げ恥婚」と祝福された一方で、「ガッキーロス」というワードも聞かれるなど、結婚のニュースは大きな話題に。

結婚後もコンスタントに活躍しており、近年は「風間公親－教場0－」（2023年）や「きみの色」（2024年）に出演したが、2025年の映像作品への出演のニュースは現在のところ確認できない。

なおビデオリサーチが年2回実施する「タレントイメージ調査」では2025年1月度の女性タレントにおけるトップとなり、通算5回目の1位に。親近感と清潔感を兼ね備える新垣が依然として非常に高い人気を誇ることがわかる。

最後に紹介するのは、「リーガル・ハイ」で古美門法律事務所の調査員・加賀蘭丸役を演じた田口淳之介。

2016年にKAT-TUNを脱退し、その後は個人事務所を設立してアーティストとして活動を続けたが、2019年5月に大麻取締法違反（所持）の罪に問われ、懲役6月/執行猶予2年の判決を受けた。

現在は多岐にわたる活動で再起を模索している田口。プロ雀士として活動するほか、元俳優の大和孔太と「NOMUZO（ノムゾ）」の名称でユニット活動を行ったり、カフェのプロデュース（現在は閉店）を行ったり、新宿のショークラブ「A-MEN'S TOKYO」でスタッフ兼パフォーマーとして働いたり、福岡でホストデビューしたり、ぶどう狩りバスツアーを企画したり、さまざまな形でファンとの接点を持ちながら活動を行っている。「元KAT-TUNとは思えない」「価値が下がった」との声が上がる一方で、努力を評価する声も。

直近では、ショートドラマ配信アプリ「BUMP」において、2025年初夏より出演する連続ショートドラマ「光秀を捕えよ。」が独占配信されることも発表されている。

改めて、あるいは初めて名作ドラマ「リーガル・ハイ」を堪能したいと思っている方は多いだろう。残念ながらどの動画配信サービスでも「リーガル・ハイ」を配信していないものの、TSUTAYA DISCASでは取り扱いがあるため、レンタルして楽しむことが可能だ。TSUTAYA DISCASは初回30日間無料で旧作借り放題なので、ほかにも気になる作品とあわせてレンタルしてみてはいかが？