映画『The Witch/魔女』(2018年)で“怪物新人”として脚光を浴び、『梨泰院クラス』(2020年)でも世界を魅了したキム・ダミ。そんな彼女の最新作が、ディズニープラスのスターで独占配信中の犯罪ミステリー『ナインパズル』(2025年)です。
彼女が圧倒的な存在感や演技力を発揮しているのはもちろんのこと、息をのむようなストーリー運びや豪華共演者との化学反応も見どころ。この記事ではキム・ダミの魅力や『ナインパズル』を見るべき理由を紐解いていきます。


『梨泰院クラス』以上に沼る!? キム・ダミ主演『ナインパズル』から目が離せない
最終更新日:2025年06月25日

『ナインパズル』のあらすじ
『ナインパズル』でキム・ダミが扮するのは、天才プロファイラーのユン・イナ。10年前、叔父が殺害された事件の第一発見者であると同時に容疑者として疑われた過去を持っています。彼女は、その並外れた観察眼と洞察力で犯人の心理を読み解く天才プロファイラーへと成長しましたが、10年前の事件は、未解決のまま。
そんなある日、イナのもとに奇妙な郵便物が届きます。中に入っていたのは、10年前の彼女の叔父の殺人現場に残されていたものと一致するパズルのピース。それを合図とするかのように、新たな連続殺人事件が発生し、イナは再び殺人事件の第一発見者となります。イナは、10年前から彼女を疑い続けている刑事キム・ハンセム(ソン・ソック)と捜査を開始しますが、再びパズルのピースが届き、新たな被害者が……。
最高の布陣で描く予測不能な心理サスペンス

(c) 2025 Disney and its related entities
本作の魅力はやはり、事件の予測不能な展開にあります。イナがプロファイルで導き出した犯人像とは全く違う容疑者が浮上したり、事件の容疑者が被害者となったり……。さらには、事件のきっかけとなる怪しげなパズルのピースに、警察関係者しか知らないような情報が書き込まれているなど、二転三転するストーリーと巧みに散りばめられた伏線に翻弄されていきます。
この複雑で深遠な物語を紡ぐのは、韓国エンターテイメント界屈指の才能たちです。監督を務めるのは、テレビドラマ『ナルコの神』や映画『悪いやつら』など、裏社会を題材にした作品で世界的な評価を受けるユン・ジョンビン。
脚本はドラマ『ナビレラ -それでも蝶は舞う-』(2021年)で、定年を迎えてからバレエダンサーというかつての夢に向き合う男性と、23歳の才能溢れる青年の交流を描き、人の心の動きを深く掘り下げるような描写が高く評価されたイ・ウンミ。この強力な製作布陣で、心理的な不安や緊張感の伴う重厚なサスペンスを描いているのです。

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共演陣も豪華そのもの。イナを執拗に疑いながらも捜査では協力せざるを得なくなる刑事、キム・ハンセム役には『私の解放日誌』や『カジノ』、『殺人者のパラドックス』などで強烈な存在感を放った俳優ソン・ソック。キム・ダミとは本作が初共演となり、疑念が入り混じるスリリングなイナとハンセムの関係性も、本作の見どころのひとつです。


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さらに、ハンセムの捜査チームのメンバーとして『恋のスケッチ~応答せよ1988~』や『ムービング』のキム・ソンギュン、『みかんをくれた人生』や『江南Bサイド』のヒョン・ボンシクといった実力派俳優たちが出演し、物語に深みを与えています。
キム・ダミという引力――「怪物新人」から唯一無二のスターへ
キム・ダミを語る上で『The Witch/魔女』(2018) は外せません。1500倍という驚異的な競争率のオーディションを勝ち抜き、主役の座を射止めた彼女。ごく普通の女子高生ジャユンの純粋さと残酷さ――その二面性を見事に体現し、“怪物新人”と驚きを持って世の中に認識されました。難易度の高いアクションシーンも自らこなし、新人とは思えないほどの圧倒的な表現力と存在感を発揮。大鐘賞や青龍映画賞をはじめとする映画祭で新人女優賞を獲得しました。
この作品で共演したチェ・ウシクとは、後に『その年、私たちは』(2021~2022年)で再び息の合った演技を見せてくれました。
そして、彼女の名が日本でも広く知られるようになったのは、2020年のドラマ『梨泰院クラス』でしょう。IQ162のソシオパス(反社会性パーソナリティ障害)でありながら、主人公のパク・セロイ(パク・ソジュン)をさまざまなかたちで支えるインフルエンサー、チョ・イソを演じました。裾をブリーチしたふわふわのボブスタイルという、特徴的なヘアスタイルも注目されました。彼女は同作で百想芸術大賞テレビ部門女性新人演技賞も受賞しています。
さらに『梨泰院クラス』の翌年には、『その年、私たちは』 で、『The Witch/魔女』以来となるチェ・ウシクとの再共演が話題に。高校時代の元恋人と気まずい再会を果たすクク・ヨンスを等身大で演じ、再び多くの視聴者の心を掴みました。
その後も『ソウルメイト』(2023年)への主演 や『THE WITCH/魔女 -増殖-』(2023年)への特別出演など、映画界でも着実にキャリアを重ねているキム・ダミ。彼女の魅力は、その卓越した演技力はもちろん、作品ごとに全く異なる顔を見せる変幻自在な表現力にあります。可愛らしさとクールさ、純粋さと危うさ、強さと脆さ——これらの相反する要素を内包し、観る者を惹きつけてやまない独特のオーラ。身長170cmというモデル並みのスタイルも相まって、スクリーンや画面の中で圧倒的な存在感を放っているのです。
2018年の女優デビュー(映画『マリオネット 私が殺された日』)からわずか数年で、韓国を代表する若手女優へと駆け上がったキム・ダミ。作品選びに慎重な彼女は出演する作品において常に女優として進化し続けています。
『ナインパズル』でキム・ダミが命を吹き込む、謎多き天才プロファイラー

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『ナインパズル』でキム・ダミが演じるユン・イナは、ソウル警察庁科学捜査課犯罪分析チームに所属するプロファイラー。10年前に叔父が殺害された事件の唯一の目撃者であり、容疑者でもあるという複雑な過去を背負っているキャラクターです。
ユン・イナは『The Witch/魔女』のジャユンにも通じるような二面性を持ち合わせ、未解決事件の容疑者だったという得体の知れなさを持つ反面、高い頭脳を持つプロファイラーとして活躍します。本作で注目したいのは、イナが「容疑者」であり「捜査側」でもあるという点でしょう。過去と向き合いながら、現在進行形の連続殺人事件に挑むという役どころは、まさに彼女でなければ成り立たないと思えるものです。

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また、イナとハンセム刑事とのちょっと不思議な関係性にも要注目。10年間イナを疑い続けてきた彼と、事件解決のために協力せざるを得ない状況は、常に緊張感が漂いながら想定を超える化学反応を生み出しています。
キム・ダミファンならずとも観ておきたい『ナインパズル』
ディズニープラスのスターにて独占配信中の『ナインパズル』は彼女のファンならずとも必見。複雑なパズルのように組みこまれ、散りばめられている事件の謎、登場人物の複雑な関係性、二転三転するストーリー、そして心を揺さぶるキム・ダミの演技……『ナインパズル』はまさに、全ドラマファンにとって見逃すことのできない「事件」なのです。
作品数 | 21,000以上 |
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月額料金(税込) | ・スタンダードプラン:1,140円(※1) ・プレミアムプラン:1,520円(※2) ・Hulu | ディズニープラス セットプラン:1,690円~(※3) ・ABEMAプレミアム | ディズニープラス セットプラン:1,470円~(※3) ・DMM | ディズニープラス セットプラン:1,390円~(※3) ※料金の詳細はコチラの記事を参照してください |
無料お試し期間 | なし |
ダウンロード機能 | 〇 |
有料レンタル(PPV) | × |
同時視聴 |
2台(スタンダードプラン) 4台(プレミアムプラン) |
支払方法 | クレジットカード 携帯キャリア決済(ドコモ払い) PayPal PayPay Amazonアプリ内決済 口座振替(※4) |
運営会社 | ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社 |
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