2025年は女優のん“再躍進”の一年！ ダークヒーロー演じる最新作『MISS KING―』でさらなる飛躍へ

2013年に朝ドラ『あまちゃん』で一躍脚光を浴びたときの“ピュアなイメージ”からは離れた、新米殺し屋役で新境地に挑んだのがDMM TVオリジナルドラマ『幸せカナコの殺し屋生活』。

ブラック企業を辞めた主人公のカナコ（のん）は“殺し”の依頼を請け負う会社に再就職し、とまどいながらも天才的な殺し屋としての才能を開花させる。

エナジードリンク系アクションコメディということで、想像以上にキレのあるアクションやギャグを交えたコミカルな演技が光り、のんのハマり役に。殺し屋を題材にしながらも、たとえば食卓でご飯を食べながらゆるく楽しめるような作風で、のんの“次のステージ”を感じさせるような作品となった。

Netflix映画『新幹線大爆破』では、高倉健が主演したオリジナル版『新幹線大爆破』（1975年）を再構築するリブート作という難しい土俵において、のんは緊迫感のあるキャラクターを好演。オリジナル版では千葉真一が演じ、爆発物が仕掛けられた新幹線を運転する運転士という役どころで、確かな印象を残した。

時速100キロを下回ると新幹線が爆発すると予告されるなか、のん演じる運転士の松本は指令所からの指示でATC（自動列車制御装置）開放を実行することに。運転士として、手に汗握るシーンでレバーを握るときの緊迫感を表情や仕草などで臨場感たっぷりに表現。“ただ可愛い”だけではない、“女優・のん”の実力が浮き彫りに。

TBSの日曜劇場『キャスター』では、実に11年ぶりに民放連ドラに復帰。“地上波復帰”に対する喜びや反響の声が上がり、積み上げてきた演技力で女優として確かな存在感を示したばかりか、変わらない透明感のすごさも話題となった。

第3話に登場したのんは、大学の若手研究員で、新しい万能細胞を発表して世界から注目を浴びたものの、徐々に研究の不正疑惑がささやかれるという役どころを演じた。

『あまちゃん』で国民的女優となったのんだが、事務所とのトラブルやスキャンダル報道によって能年玲奈から改名し、テレビの表舞台からは遠ざかっていた時期がある。 ドラマ内の「世界から注目されながらも疑惑で転落する若手研究員」という構図は、のんの実体験と重なるような部分も。“脚光とスキャンダル”の両方を経験したのんだからこそ、『キャスター』での役に自然な説得力が宿ったのかも。舞台・映画・音楽など多方面で表現を磨いた「今ののん」だからより視聴者の心に強く印象に残り、成立したともいえよう。

さまざまな経験を積み重ねてきたのんが初のダークヒーローを演じることで期待が高まるABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』は、2025年9月29日（月）夜8時から無料配信される。

今作でのんが演じるのは、天才棋士の父に人生を奪われた主人公の国見飛鳥。深い憎しみから才能を開花させ、元棋士・藤堂成悟（藤木直人）とともに父への復讐を企てていく女性棋士という役どころだ。

辛い過去と向き合いながらも前に進もうとする力強い女性の姿を全8話で描くといい、抑えきれない怒りを胸に“盤上で戦うダークヒーロー”としてさらなる新境地を開く。黒の衣装をまとったのんと藤木のビジュアルが公開されているが、復讐ものでも隠せない、のんの透明感は健在……！ 2025年は前述したとおり俳優としての進化が大きく評価されているのんだが、今作ではまた新しい一面を見せてくれるに違いない。

最新作『MISS KING / ミス・キング』はABEMAで9月29日（月）夜8時から無料配信スタート（無料版は登録不要で気軽に利用ができる）。また有料にはなるが、ABEMAプレミアムではさまざまなドラマや映画、アニメなどの多彩な作品を配信しているので、この機会に併せてチェックしてみるのもオススメ。