2025年配信の注目作に加え、撮影秘話も制作陣が惜しみなく明かしてくれたNetflixラインナップ発表会「Next on Netflix 2025」が2025年2月12日、都内で実施!
2025年4月23日(水)から世界独占配信される草彅剛主演のNetflix映画「新幹線大爆破」からは、樋口真嗣監督が壇上で語った。樋口監督と草彅は「日本沈没」(2006年)以来約20年ぶりのタッグ。監督には長年の思いがあったそうで…!? 草彅が「20年前と違うんだから!」と本音を漏らした撮影秘話とは?


「もう俺、20年前と違うんだから!」 草彅剛がむちゃぶりに思わず本音!?
最終更新日:2025年02月13日


樋口監督が長年望んできた草彅剛との再タッグ
Netflix映画「新幹線大爆破」は、1975年の同名映画を再構築するリブート作品。樋口監督はこの映画に特別な思い入れがあるそうで、ことあるごとにエグゼクティブ・プロデューサー佐藤善宏に作品を推していたところ、今回のオファーを受けたそう。
草彅とは前述のとおり約20年ぶりのタッグとなるが、「『日本沈没』を作り終わったあと、彼(草彅)もいろいろな作品に出て、自分としては嬉しい半分、自分が撮れない悔しさ半分といった気持ちだった。彼が良い芝居をすればするほど『俺だったらこう撮るのに』とジェラシーを感じ(笑)、今回やっとチャンスがやってきた」と心の内を語った。

草彅剛のこれまでの人生の深みが滲む“耐える芝居”
続けて樋口監督は、草彅が爆弾を仕掛けられた「はやぶさ60号」の危機を回避しようと奮闘する車掌役だとした上で「列車を動かす鉄道マンとして一切感情的になってはいけないその境地を、耐える芝居で表現してくれた」と語った。
さらに「(草彅とタッグを組まなかった)20年の人生分の深みが彼の中に醸造されていて、『(芝居で)あれをやってください、これをやってください』というのではなく、あくまでも彼が誰かの芝居を受け止めて、耐え忍ぶ表情をしていた。この顔が見たかったという」と振り返った。

JR東日本全面協力によって演者はまるで“臨時のJR職員”に
「新幹線大爆破」の撮影は、JR東日本の全面協力によって撮影が行われたそう。樋口監督は「通常は映画撮影のためにJRが本物の車両や運行を提供することはありえない」とした上で、「そんな願いが叶うとは思ってなかったが、今回は専用の列車を運行が空いている時間に1編成東京から青森まで用意していただき、7往復の特別ダイヤを組んでいただいた」と振り返った。
さらに、「実際の職員をモデルにした役が多いので、運行に関わる人やその人たちの立ち振る舞いもJRの方々に監修していただいた。敬礼の角度や、こういうアクシデントのときはどのように対処するのかなど、“映画のための嘘”をなるべくなくして作り込んでいった。“臨時のJR職員”という意識のなかで撮影に望んだ」と話した。
撮影では草彅が監督のむちゃぶりに応えて台本にないシーンに挑戦!?
パネルトークでは、草彅が樋口監督からのむちゃぶりにも演技で応えていたことが明かされた。台本にはなかったものの、草彅がある車両から車両へ飛び移るシーンが追加されたのだとか。
樋口監督は「どうせだったらちょっとジャンプしたら面白いんじゃないかと思って、スタントを入れて検証し、うまくいった。そして撮影が終わったあとにつよぽん(草彅)から『もう俺、20年前と違うんだから』と言われて。そういえば20年のブランクを感じずに仕事をしていたけれど、なんだかんだいって彼ももうアラフィフなんだって気づいた(笑)。でも、むちゃぶりに応えてくれて草彅くん素晴らしいなと思います」と振り返った。
「新幹線大爆破」は2025年4月23日配信開始
樋口監督の思いが詰まったNetflix映画「新幹線大爆破」は2025年4月23日(水)から世界独占配信がスタートする。最新のVFXと特撮を融合した超大作ノンストップサスペンスエンターテイメントを今から期待しておこう!